26, 03. 2013 満作と山茱茰
晴れ間が続いた昨日は、気温はそれ程上がらなかったが、風がなく暖かく感じられた。紆余曲折があった立体も、7分通り出来上がって来た。もう一息で彩色に入ることが出来る。昨年焼き上げた立体とほぼ同じ質感を持ち、軽く仕上げることが可能になったのだから、長い模索の時間は無駄にはならずに済みそうに思われる。
底の始末を終えた2時半過ぎに、散歩に出かけた。何時も見上げるサクランボの冬芽が僅かに薄紅色を見せていた。良く晴れているので北西の山並みが見えるだろうと、シラカバ公園を西に通り抜ける。少し回り道をして、マンサクを見に立寄る。確実に花芽が膨らんで来ていた。
住宅街を通り、北の沢の遊歩道に入る。ヤドリギを見上げるが、逆光で花芽が良く見えない。東からの通りの突き当りには、重機で押し出された雪が高く積上げられている。近隣の方々がダンプで雪を沢へ落とす道が付いていた。その道を辿って、池を覗き込む。午後から日陰になる西側の岸辺も、僅かに水面が見えていた。
三番通りを越えて、北の住宅街に入る。サンシュユのあるお宅を思い出して立寄る。茶色い防寒着を付けた花芽が膨らんで来ていた。マンサクよりは花の時期が遅くなりそうだった。近くのお宅のキウイを見上げる。生きの良い冬芽が出ていた。最も西の小公園にも、雪を運び込む道が付いていた。道を辿って、北西を見渡す。山並みも、札幌市外も霞んでいた。
少し東へ戻り、幹線道路の歩道を三番通りへ戻る。レンギョウの花芽が青空に映えていた。東へ戻り、シラカバ公園へ北から入る。他の樹々と競って、ひょろひょろと高く延びた辛夷の冬芽が白く光っていた。公園を通り抜け、住宅街を東へ戻る。先日重く雪を載せた藤棚から僅かに見えていた藤が雪の頚城から解放され、枝を延ばしていた。
昨夜大分円くなった月が明るかったが、今朝は小雪が舞っていた。雪は7時過ぎには止んで、青空が広がっている。