11, 11. 2016 満作の冬芽
昨朝散らついていた雪は程なく止んだが、分厚い雲が空を覆い陽が射さなかった。仕事もならず、手仕事を進める。米国では、大番狂せを演じて当選した新大統領に反対するデモが、大都市を中心に繰り広げられた。獲得票数は敗者の方が多かったので、分立対抗の危険性を感じた。正午を過ぎて、南の空が明るくなって来た。陽が雲を抜けるのを待って、一仕事進めた。
2時過ぎに、散歩に出掛けた。頭上は未だ分厚い雲が残り、南から南西にかけて青空が広がっていた。南風が強く、冷たかった。シラカバ公園近くのお宅では、西側の赤味の強い林檎が、収穫済みだった。シラカバ公園を北西に抜ける。西の住宅街のマンサクを見上げた。突起物が数を増し、冬芽が出たのが判った。マンサクは葉より花が早いので、ヌパックの様な外皮に包まれた芽は、花芽ということになる。
彼方此方の庭で、オオバギボウシの葉が融けかかったいた。北の沢の遊歩道を、北へ向う。樹々の合間から池を見下ろす。先日は薄氷が張っていたが、昨日は氷は溶けてさざ波が立っていた。
3番通りを越えて、北の住宅街に入る。高い庭木に絡んだツルウメモドキが、赤い実を見せていた。北外れの小公園の南西の角に、大きなズミの樹が聳えている。白樺に負けぬ程背が高い。数多く付けた実が、少し黒ずみ始めていた。公園の北端から、北西の山並みを見渡す。手稲山の方角は、雲が厚かった。
団地の北端の道を、東へ戻る。キウイにも、大きな冬芽が出ていた。秋に先ず多くの実を見せていたツリバナは葉も実も落ちて、すっかり枯れた僅かな実が見えていた。南へ向きを変え、シラカバ公園へ北から入る。公園の遊具に冬囲いを施す作業が進められていた。公園傍のお宅のガマズミも。実が少し萎み始めていた。
夕刻になって頭上の雲が流れ、青空が広がって行った。今朝は雲なく良く晴れている。夜分に晴れると気温は下がって、今朝の最低気温は-4度とのこと。強かった風が治まっているのが幸い。