20, 01. 2015 冬芽色付く


昨朝の雲は次第に高くなり、やがて雲が切れて陽が射し始めた。読んでいた本の紙面が明るくなる。日本の大学でも教えているシュツットガルト在住の作者の比較文化論は、説得力があって面白い。EUが抱える問題として、受け入り難民の為にかなり経済が圧迫されていることを知った。中近東、特にトルコからの難民が多いのに驚く。イスラム国の暴挙は、難民の立場を微妙なものとする危険を孕んでいる。国境の規制が緩んだことにより、イスラム圏の不法入国の人々の数も増えているらしい。

午後に入って青空の領域が広がった。2時過ぎに散歩に出掛けた。北西を廻ろうと、シラカバ公園を西へ抜ける。早い開花が待ち遠しいマンサクを見に立寄る。茶色の殻に包まれた花芽は膨らんでいるが、未だ固く閉じている。北へ向い、レンギョウを見上げる。膨らんだ花芽の先が、黄色く見えていた。開花はマンサクより遅れるが、変化が早い。





良く晴れているので山並みを見ようと、団地の北外れへ向う。北西の札幌市街も山並みも、薄雲がかかり霞んでいた。住宅街を南東に戻る。北側が牧場になっている空地は、風で雪庇が出来ていた。かなり道路まで雪が伸びていた。





晴れるとポプラの梢が、黄緑色に輝く。3番通りを渡り、シラカバ公園へ北から入る。遊歩道脇の雪が、高さを増していた。大きなサクランボの樹を見上げる。分離した冬芽が、赤味を帯びて来ていた。





昨夜は星が見えていたのに、今朝は曇空。西高東低の気圧配置で、今日は雪の予報が出ている。雪はもう要らないのだが。