24, 03. 2013 凍てつく道


浮雲は流れていたが、昨日午前中は良く晴れた。教室に見えた方々が、道の悪さを一頻り話題にしておいでだった。雨の後で気温が下がると、道路状態は最悪となる。教室を終えて床を磨いている内に、空は曇って小雪が舞い始めた。酷くならぬ内に買物を済まそうと出かけた。

案じていた通り、道路状態は最悪だった。轍に溜っていた雪解け水は凍り、雨で緩んだ雪は、足型を残して凍り付いていた。歩くとガリガリと音を立てる。音が立たぬのは、滑らかな表面の氷の層で良く滑る。長い距離を歩くのは無理と判断し、東を小さく廻ってスーパーへ寄ることにした。歩いている内に西の雲が流れて、陽が射して来た。路肩の雪の壁が、凍り付いて光っている。遅い雪解けに業を煮やしたのか、方々のお宅で雪割りをされた跡が見られた。





東の沢の西の道を北へ向う。柳と思われる樹の梢が黄色く色付いているが、毛に包まれた冬芽は出ていない。もう1種、梢が黄色くなっている大木を見付けた。記憶違いでなければ、サンシュユの筈。




北へ向い原野を見渡したかったが、道が悪いのと北風の冷たさで諦めた。沢を離れて、住宅街を北西に向う。窪地の落葉松が、風に大きく揺れていた。TVのニュースでは満開の桜の映像が流れているが、此の窪地の桜が開花するのは、未だ一ヶ月余も先のことになる。スーパーへ入る前に、裏手から原野を見渡す。北西は雲が垂れ込め、大きな量塊の雲が迫り出して来ていた。風が吹き付ける北の空は良く晴れていた。




今朝は曇空だったが、8時を過ぎて薄日が射して来た。昨日の強い風も治まっている。気温が上がって、あのカチカチの道路が緩むことを願う。