27, 10. 2013 久々の青空


動きの遅かった台風が、漸く東へ逸れた。雨と風が長く続いた列島にも、青空が戻って来た。大きな被害が出なかったのが何よりのことだった。雲は多めながら時折陽も射して、暫く続いた薄暗さから解放される。教室を済ませて床を磨き、買い物がてらの散歩に出かけた。風は北風で、幾分冷たい。北の空に、鱗雲が長く立上がっていた。前を通る度に見上げているモクレンの実は、中々開かない。葉が大分黄ばんで来ていた。ナナカマド公園入口のヤマモミジが真っ赤に燃えていた。公園を南へ抜ける。ナナカマドの葉が落ちて、空が広くなって来た。





一番通りを東へ向う。真っ赤に燃えたドウダンツツジに新芽が伸びて、花の様に見える。東の沢の西の道を北へ向う。鬱蒼としていた沢の樹々も落葉が進み、東の空が透けて見えて来ていた。黄色く輝いていた楓の葉も、枯葉が目立って来ている。久々に窪地の西の道に入る。暫く見ぬ間に、セリ科の植物は大分花を落としていた。





東のスーパー前には、漬物用の野菜が並べられていた。日陰で色付きが遅れていた駐車場脇のツルウメモドキも、葉が黄ばみ始めた。未だ殻は開いていない。三番通りを西へ向う。中央分離帯の樹々の梢が、日に日に寂しくなって来ている。西のスーパーに入る前に、裏手の原野を見渡す。山並みは見えていたが、西は雲が厚かった。買い物を済ませて、南西へ戻る。少し寄り道をして、大きな実の柿を見上げる。大分佳い色に色付いて来ていた。数日好天が続くと、食用になるかも知れない。






今日は雨の予報が出ていたが夜半の雨は上がって、青空が広がって来ている。雨の後だけに、空の青が美しい。