17, 03. 2013 小雪散らつく
降雪量は多くはなかったが、昨日は終日雪が散らついた。時折止んで、晴れるかと思うが、また散らつき始める。強い風に乗って低層を流れる雪雲の仕業だった。教室を終えて、アトリエの床を磨く。今日出かける予定が入った姪から炊事の担当を変わって欲しいとの要請があり、浮いた時間を膠を煮溶かして礬水を作ったり、硬くなっていた陶土を砕いて、水に浸す作業に当てた。
2時過ぎに散歩に出かける。雪は小止みになって、僅かに陽が覗いていた。轍が出来た路面は揺るんで足が取られる。歩道のある道を歩くことにした。公団アパートの前の栗の巨木を見上げる。冬芽が膨らみ、僅かに芽が別れ始めていた。歩道脇の低いレンギョウの生垣は、すっぽり雪に埋って未だ姿が見えなかった。車道との境の雪は、車など見えぬ程高くなっている。
鉄道林前の道の歩道を東へ向う。北側の住宅の庭木に、シジュウカラとヤマガラの姿があった。道は団地の東外れで直角に折れ曲がる。突き当りの雪の壁は高くなって、国道も見えなくなっていた。道なりに北へ向い、小学校脇の公園を覗く。東側の斜面に聳えるハルニレは、下の方の枝が雪に捉えられていた。
南北に通る幹線道路の歩道を北へ進み、入り板通りへ戻る。ナナカマド公園へ続く遊歩道に入った。200mばかり歩道の無い住宅街の道を歩く。モクレンの向こうに、傾きかけた陽が見えていた。夕刻前晴れ間が広がったが、間もなく吹雪となった。学園都市線の運休が報じられていた。今朝は雲一つなく良く晴れている。折角姿を現した石楠花に雪が冠っているが、葉の巻込みが強くはないので気温は低くはないらしい。