16, 03. 2013 梢の実


雲は多めながら、昨日午前中は青空が覗いていた。塗り重ねた陶土入りの礬水で、立体の強度が増して来た。残っていた礬水を陶土を溶いた液に加え、新たな膠を水に浸す。陶土入りの礬水を施して、今週の作業を終えた。

午後から札幌に買物に出かけた。西の雲が広がって来ていた。金具等の小物を買う七葉があり、大通公園を西へ向う。公園内は踏み固められた道で歩き難そうなので、ロードヒーティングされた歩道から公園の樹々を眺める。プラタナスの巨木に、下がっている実を見付けた。南へ進路を変えようとして、角の大木に実が下がっているのに気付いた。ユリノキの実だった。昨秋拾った実は乾燥して、開いて来ている。






東急ハンズで買物を済ませ、北へ戻る。道庁南門脇のハリギリの冬芽が膨らんでいた。昨、一昨年と気を付けて見上げているのだが、未だ花を目にしていない。裸木にも、実らしきものは見当たらない。先日の大雪の為か、池の水面は広がってはいなかった。駅前で、茶菓と生花を買い求める。生花店は花束になったものが増えていて、お彼岸が近いことに気付かされた。最寄りの駅に着いたのは5時少し前。西から大きな量塊の雲が広がって来ていた。液の両側の鉄道林に鈴生りになる鴉は未だご帰還前だった。随分日は長くなって来ている。




今朝は曇空。先刻から雪が降り始めた。花の便りが聞こえる頃の降雪は、気が滅入る。