26, 02. 2013 久々のアカゲラ


昨朝の晴れ間は、日暮まで続いた。気温も僅かに上がって、出窓の小屋根に出来た氷柱の先から水滴が滴る。立体の中央部の絞りの強い部分の裏側に、濃度の高い陶土入りの礬水を詰め込む様に施した。両端が重くなっても、変形することはなかろうと思われる。

午後に入って、西の空に雲が現れた。正午のニュースで、本州北部では降雪が酷く、大学の二次試験の受験生の足に影響が出たことが報じられていた。新たな膠を水に入れてふやかし、散歩に出かけた。上空は良く晴れていたが、西の雲が厚くなって来ていた。此の雲では山並みは見えないだろうと、南へ向う。初めて木蓮の実を見かけたお宅の紫木蓮が、盛大に冬芽を出していた。玄関前に雪掻きの形跡はなく、空家になってしまっている。東町公園の南を西へ向う。雪雲が西の空を埋めていた。公園の樹々には、コガラの姿が見られた。



一番通りを越えて、南の緑地帯に入る。晴れて風もないので、小鳥の姿が多かった。ヤマガラやコガラが忙しなく飛び交う。高い樹の梢に、アカゲラを見付けた。後頭部が赤い、雄のアカゲラだった。飛び立つ瞬間を待ったが、幹の周りを回りながら、樹を突つくのを止めない。諦めて南へ向うと、遊歩道に隣接するお宅の煙突の覆いに、コガラが入っていた。






鉄道林前の道を西へ向う。アカエゾマツに、雪がうっすらと積っている。中央の沢の東の遊歩道を北へ戻る。高くなった雪の壁に、西側の樹々の影が青く延びる。独特の赤味を見せる落葉松を見ながら、北へ進む。二番通りに近い白樺の巨木にも、ヒヨドリや小鳥の姿があった。






二番通りを越えて、北の沢の遊歩道に入る。東側に隣接するお宅の塀から、たっぷり雪を冠ったミズキが覗いていた。赤く小さな冬芽を付けていた。トチノキの冬芽が赤く膨らみ、ネコヤナギは銀毛を出し始めていた。





沢の樹々の間から、北西の空を伺ったが、雲が垂れ込めていたので、沢を離れて住宅街を東へ戻った。夕刻、仕事から戻った弟が、札幌は雪が降っていたと話していた。北西に見えたのは、雪雲だったらしい。今朝も雲なく良く晴れている。