11, 01. 2013 酷寒の日々


石狩湾から斑な雪雲が流れ込んでいたのか、昨日は晴れ間が突然雪に変わる変化の多い天候となった。前日筒の両端を膠で固めた中央部分の成形に取り掛かる。両端がしっかりしているので,比較的作業がし易かった。サイズが大きくなると思いがけぬ問題が出て来るかも知れないが,此の方法で制作することに決めた。

作業が一段落した2時前に,散歩に出かけた。前日は滑り気味だった道は、粉雪が積って歩き易い。靴の下で,雪が片栗粉の様に軋む。中には入れなくなった東町公園で、道路際の欅を見上げる。巨木の割には葉の小さな樹なのだが,冬芽も小さかった。南の緑地帯に入る。突き当りに鉄道林が見える頃,突然雪が降り始めた。雪は10分程で降り止んだが,直ぐ傍のアカエゾマツが霞む程の酷い降り方だった。




西へ向い,中央の沢の東の遊歩道に入る頃には,雪は止んで青空が広がって来ていた。遊歩道を北へ進む。暫く歩いていて,東の道路から押し出された雪の山が消えているのに気付いた。排雪された山の跡地は広く,平になっていた。




赤味を帯びて来た落葉松が,天を突く。新たな芽の準備が始まっているのかも知れない。もう二番通りを走る車が見える位置の白樺の幹で何かが動いた。梢に近い幹で,首が痛くなる程見上げなければならない。アカゲラだった。忙しなく動き廻り,幹を突ついている。後頭部の色を確認しようと暫く見上げていたが,激しく頭を動かすので確認出来なかった。






北の沢の遊歩道に入る。柏にも冬芽が出始め,梢が煙っていた。沢を離れて,住宅街を東へ戻る。随分厳しく剪定された桜に、もう分離し始めた大きな冬芽が出ていた。シラカバ公園を西から通り抜ける。子供達が雪まみれになって,橇遊びをしていた。




今朝も良く晴れているが,気温は頗る低い。年明け以降,真冬日の日が続いている。これ程寒さの厳しい冬は,近年は記憶にない。