24, 12. 2012 雪の風紋


前夜からの晴れ間が続いた昨日は,気温が下がり真冬日となった。夜分に晴れると,放射冷却現象で,寒さは強まる。時折,真綿を引き千切った様な雲が青い空を流れる。前日の新雪が明るさを助長する。洗濯機を仕掛けて,年賀状の宛名書きを始めた。パソコンを使用すると作業が楽なことは判っているが,賀状も,個展の案内状も,手書きですることに拘っている。使用している住所録はもう30年来のもの。旅行にも持参して来たので,革表紙にも貫禄が出て来ている。載せられた方々も,4分の1程が故人となられてしまった。

半分程を書き終えた2時前に,買物がてらの散歩に出かけた。塀の前に出来ていた雪の壁は,業者が運んで道幅が広くなっていた。滅法寒いが風は無いので,北西の山並みを望もうと,四番通りへ向う。恐らく開拓時代に命名されたと思われる通りの名は,東西に走る道は北へ行く程番数が増え,南北の道は丁目で表されて,西へ行く程数値が増える。旧く開拓された江別が起源となっているので、札幌へ接するこの団地は,超目の数値が高い。多少の起伏はあるものの平野なので、道は定規で引かれた様な直線の道。四番通りを渡って,原野を見渡す。幾分霞んでいたが,山並みが見渡せた。手稲山の姿を見るのは,久し振りのこと。先日雪捨て場に気付かず東へ歩き出したが,今冬は雪捨て場は移動したらしい。昨冬は1月半ばで,許容量を超えてしまったのが原因と思われる。






通りへ戻り,東へ向う。通りの北側には防風のパネルが延々と設置されているが,高台なので風の名所。北側の歩道は除雪されない。除雪車が押し出した雪の山は、防風の役目を果たす。南側の歩道脇の雪面に,風がもたらした風紋が出来ていた。大分茎が見えていたセイタカアワダチソウも、随分雪に沈んでいた。



西の雲が広がったか,昨夜から降雪があって朝方は曇っていたが,先刻から青空が広がって来た。夜分曇って日中晴れるのは,望ましいサイクル。