15, 01. 2015 久々の青空


真冬日ながら気温が少し上がり、昨日は久々に青空が広がった。色を使用する仕事は、自然光の下での作業が望ましい。制作の主調色である青は、自然光と人工光線では、全く異なって見える。発表の場として自然光が入る空間を使用する様になって久しいが、理由は青の輝きを求めてのこと。塗料の硬度確認の為、サンプル作成で時間を費やしたが、日も僅かに長くなり、晴れていればこの先気分よく彩色の作業が出来る。

2時少し過ぎに、散歩に出かけた。風も強くないので北西を廻ろうと、西へ向う。住宅街の両脇から迫り出した雪の壁で、道が狭くなっている。先端が僅かに見えるだけになったガマズミが、雪の壁から赤い実を見せていた。シラカバ公園を西に抜ける。晴れると、白樺の梢は赤味を帯びて見える。雄花が長くなっていた。氷点下の気温でも、陽光で雪が緩む。イチイの生垣には、氷柱が盛大に下がっていた。秋に早々と施された頑丈な冬囲いには、爬虫類を想わせる形状の雪がしがみついていた。





道の突き当りの北の沢に、除雪車が押し上げた高い雪の山が出来ていた。山の横に近隣の人々が沢に雪を落とす道が出来ている。重い雪を載せたダンプを押して出来た道なので、埋ることもなくしっかりしている。道を沢の方に入って見た。沢の斜面にかなり迫り出していた。沢の池には、対岸の樹々の青い影が伸びていた。北の沢の遊歩道を北へ進む。遊歩道にも、沢の樹々の蒼い影が出来て美しかった。





三番通りを渡り、北の住宅街を進む。住宅街の外れから、北西の山並みを見渡す。上空は真っ青に晴れているのに、山並みの上には雲がかかっていた。新雪に輝く山並みは、中々見られない。住宅街を南東へ戻る。シラカバ公園へ北から入った。東へ通り抜けようとしたら、除雪車が雪を押し上げていた。遊歩道を南へ向う。巨木に混じって、アズキナシが実を付けているのを見付けた。西から雲が広がって来ていた。家の近くまで戻ると、我家の前は排雪のブルトーザーが、溜った雪を片付けている最中だった。塀際まで雪は片付けられ、家の前は広くすっきりした。






今朝は雲が多かったが、雲は南へ流れて昨日同様の青空が広がって来た。気温が低くても、明るい陽光のもとで仕事が出来るのは有難い。