04, 12. 2012 早まる夕暮れ


午後に入って少し雲が広がったが,昨日は良く晴れた。小さな試作品を作ろうと,洗濯機を仕掛けて,半端なサイズの和紙を数枚水張りした。膠を水に浸し,前日膝下を縫い直したパンツの裾をまつる。

用紙のサイズが小さいと,乾きが早まる。少し生乾きになって来たので,縁を膠で止めて,2時前に散歩に出かけた。最高気温4度の予報が出ていたが,雪は融けては居らず,塀の前には除雪車が押した雪の壁が出来ていた。南西を廻ろうとシラカバ公園を南へ抜ける。南の緑地帯には,シジュウカラとコガラの姿が見られた。




鉄道林前の道を西へ向う。アンダーパスへ通ずる道に架かる橋からは,国道の南の道立図書館の前庭も見えていた。中央の沢の東の遊歩道を北へ戻る。東西に走る道から除雪車が押し出した雪が、山を造り始めていた。雪を踏んで沢を覗き込む。危惧していた通り,沢を埋めた水は引かずに凍っていた。積雪が増すと,沢を覗き込むことが出来なくなる。3時を僅かに廻ったばかりなのに,陽が急速に傾いて行く。






遊歩道を離れて,住宅街を東へ戻る。白い小さな花を付ける枝の赤い庭木が、煉瓦塀から突き出ていた。夏よりも枝の赤味が強い。枝の先端に小さな冬芽が見られた。




車庫を兼ねた物置に、二段構えの氷柱が出来ていた。以前は屋根から下の積雪に付く氷柱は当たり前だったが,住宅の防寒が進んでからは,長い氷柱は珍しくなって来ている。傾いた陽は,西の雲に沈んで行った。




今朝は曇空。今日は雨の予報が出ている。歩きやすくなっていた道は、雪が融けてやがて凍り付くことになる。此の時期の雨は,有難くない。