03, 12. 2012 新雪を踏んで


前日からの降雪は,昨日1時過ぎ迄続いた。洗濯機を仕掛け,溜った雑用を片付ける。先日納戸を探して,思いがけず見付けた厚手のアムンゼンのパンツの膝下を、ストレートに直す作業に取り掛かった。最近では見かけぬ程,厚手でしっかりした生地。丁寧な仕立てで,何方かに縫って頂いたものと思われる。裾上げを解いて,膝下の幅を詰めるところ迄進めた。

2時過ぎに,不足になった化粧品を買い求めに出かけた。化粧水とハンドクリームを買い求め,前日悪路で廻れなかった南へ向う。凍てついたいた路面には10cmを超す雪が積って,滑る心配はない。すっかり葉を落とした白樺に,未だ青味のある葉が僅かに残っていた。黄葉する前に,寒さがやって来てしまったのだろうか。先日の降雪は湿った雪だったので見事な雪の華が咲いていたが,低温で粉雪の今回は、梢には雪がなかった。東町公園の西を通り抜けようとして,雪が深いので諦めた。付けられた足跡にも雪が積っていた。公園の西側の道を南へ進む。南の緑地帯も歩行困難かと思われたが,折よく子供を橇に乗せて引いて来る若いご婦人の姿を見付けた。遊歩道には除雪された形跡が残り,更に積った雪を押し潰した橇の跡を辿った。雪上の影が青く美しかった。





鉄道林前の道に出る。赤味のある長い松毬を下げたアカエゾマツは,クリスマスツリーさながら。西から雲が広がって来ていた。二段構えの煉瓦塀の前に,雪を冠った丸い突起が並んでいる。塀に見覚えがあって、丸い突起は刈り込んだドウダンツツジと知れた。鉄道林革の除雪で出来た雪の壁には、幾つもの切り込みが作られていた。南側の住宅街の住人が,雪を林の中に捨てる為の通路。目印の除雪道具も立てられていた。






住宅街を北西に戻る。ナナカマド公園に続く遊歩道も,除雪の跡があり、幾つも付いた足跡を辿って北へ進む。家が見え出す頃,陽は家並の影に落ちていった。



昨夜下弦の月が見えていたが,今朝も良く晴れて気温が低い。此の侭根雪になると良いのだが,明日は雨の予報が出ている。また悪路に悩まされることになりそう。