24, 11. 2012 降雪


朝方は薄雲から青空が透けて見えていたが、10時を過ぎて雪が降り始めた。降り始めは大きな牡丹雪だったが、次第に結晶は小さくなり吹雪となった。午後から札幌へ出かける予定だったので、早めにアトリエを片付ける。病院の帰りに先輩作家の個展に立寄らなかったのが悔まれたが、後の祭りだった。

1時台の電車で札幌へ向う。電車が白石を過ぎると雪は小止みとなり、札幌は雪は止んでいた。豪雪地帯の岩見沢に近い地域が雪は酷かったらしい。今日で終了する先輩作家の個展に伺う。年来の主題の油彩は数点で、旅のスケッチが多かったが、画面構成などウィットに富んでいて、意気軒昂な様子が伺えた。会場を辞して、大通公園へ向う。僅かに残った葉に雪が積り、樹々は柔らかな表情を見せていた。




北へ戻り、道庁の南門から北門へ抜ける。未だ葉を残している大銀杏と裸木に積った雪が、佳い表情を見せていた。池にはうっすらと氷が張っている。食料が不足になって来たのか、雀が落葉の中を突ついて、何かを啄んでいた。






生花や茶菓を買い求め、最寄りの駅に着く頃には日は暮れていた。雪は止んでいたが、路面の積雪量は札幌より多かった。今朝は晴れているが、昨夜もまた降雪があり、庭木には雪の華が咲いている。