09, 11. 2012 久々の晴れ間


数日振りに晴れ間が広がった昨日は気温も上がり、此の時期とは思えぬ程暖かかった。数株花を付けたセンブリの一株を、種子の採取の為に鉢に植え込む。ツワブキが今迄にない程、花序を多く出して花を付けていた。夏の暑さが功を奏したらしい。植え替えで今年は花を付けなかったカシワバアジサイの葉が、深い色に染まっていた。




仕事が一区切り付いた2時過ぎに散歩に出かける。風も弱くこの様な暖かい日は今年はもう巡って来ないと思われ、北西を大きく廻って来ることにした。住宅街を西に向う。ガマズミが葉を落としていた。北の沢の遊歩道に入る。夏には鬱蒼としていた沢の遊歩道は、黄葉と木漏れ日で明るくなっていた。沢の対岸の木の葉も落ちて、西のアパート群が透けて見えていた。小さなヤマモミジが色付き、沢の中を明るく見せていた。






三番通りを越えて、北の住宅街に入る。スモークツリーの葉が、佳い色に色付いている。庭のスモークツリーも色付いて来たが、此の木の様に茫々と伸びるので、今年再度の切詰めを依頼してある。住宅街の北外れの小公園のズミは未だ葉も青くて、実を数多く付けていた。ずっと見上げていたキウイは、収穫済みだった。南北に通る幹線道路を北へ向う。東の空は真っ青。西の原野の向こうには、厚めの雲を頂に載せた山並みが見られた。様々な野草が咲いていた原野は、すっかり枯れ色となって広がっていた。







四番通りを東へ戻る。キタコブシが葉を落とし、冬芽を見せていた。遅れていた玉葱の収穫は、3分の1を残す迄となった。好天なのに人影が見えない。人手を集めるのが難しいのが察せられた。西の空から雲が伸びて来た雲に追われる様に南へ戻った。





夕刻には雲で空が覆われていたが、昨夜降雨があって、敷石が濡れている。週末は天候が回復するらしいが、来週半ばには雪だるまが天気予報に登場している。厳しい季節が近付いて来た。