08, 11. 2012 雨降り続く
北京に大雪を降らせた低気圧の影響で、昨日は終日雨が降り続いた。天気図を見ると雨雲は大きく渦を巻き、雲はまた西南に戻っている。道内には数多くの注意報が出されていた。南方からの風の吹き込みで、気温は此の時期としては高かった。
家の東と西に咲いたセンブリは2年草なので、採種をする必要がある。雪の季節も近付いて来ているので、雨が上がったら、一株鉢に掘り上げて採種を試みることにした。筑波山で採種されたセンブリなので、何とかまた新たな芽を出させたい。以前は晩秋になると生花店にムラサキセンブリの花が並び、毎年買い求めたものだが、ここ10年以上姿を見ないのは、2年草で手間がかかる為かと思われる。
2時少し前に、夕食の素材を買い求めに出かけた。酷い雨ではないが傘は必要なので、寄り道をせずにスーパーへ向う。殆どの樹々は葉を落とし、楓の類いが未だ葉を付けている。路面は楓の落葉で彩られていた。カシワバアジサイが花を残されたまま、壮絶な色に変わっていた。
窪地のカラマツの色付きが進んでいた。間もなく道路の段差には、赤茶色の落葉松の葉が吹き寄せられて帯となる。紅葉が遅かった蔦の葉も色付いて、葉が大分落ち始めていた。残された茎が赤味を失い、白く垂れて寒々しい。
買物を済ませて戻る。中央分離帯の樹々の落葉が進み、空が広く見晴らしが良くなっていた。柿の木には冬囲いの竹が添えられ、実は未だ残されていた。晴れて陽射しがあると色付きも進むのだろうに。
今朝は雨が上がり雲が切れて、陽が射して来た。久々の晴れ間。センブリを掘り上げることにしようか。