01, 05. 2012 キタコブシ


卯月末日の昨日は、薄雲は広がったが、前日の薄暗さに比べると上々の天候となった。朝食後、直ぐに仕事に取りかかる。昼食後も仕事を続け、2時前に仕上げた。後は良く乾かして、裏面の処理をすれば良い。前回使用したネパールで漉かれた紙と異なり、裏面にも充分絵具が染込んでいる。少し色を引けば、立体作品の素材として使用可能になる。

2時半過ぎに散歩に出かけた。庭を一回りすると、昨年隣家から戴いたアズマイチゲが蕾を付けていた。花弁の裏側は白いが、内側は薄紫色だった。彼方此方のお宅のモクレンが開花寸前になっている。もう雪も融けたことなので、北の沢の西の遊歩道を廻って来ることにした。住宅街を西へ向う。初めて通った道で、大きなヒイラギナンテンを見付けた。塀がなく、道路沿いに植えられてある。花序が出始めていた。前日ヒイラギナンテンを載せたら、MIXY友のSさんが、ヒイラギナンテンには異臭があるとコメントを下さった。此処なら匂いを確かめることが出来る。




北の沢の遊歩道を、南へ向う。遊歩道に隣接するお宅の塀から、細々としたミズキが覗き、花を開いていた。カメラを向けていると、熊蜂が飛来した。二番通りへ出て、西へ向う。沢の樹々の梢が量塊を増し、透けて見えていた空が見えなくなっていた。




除雪がされず、冬の間通れなかった北の沢の西の遊歩道に入る。中程まで北へ進み、キタコブシの巨木を見上げる。陽が当たる梢に、数輪花が開いていた。週末は雨の予報が出ているので、満開の時期の予測が難しい。




遊歩道を北へ進み、三番通りへ出る。タラノキの芽が膨らんで、色付いていた。細いネコヤナギが緑色となり、葉が大分大きく伸びていた。北の住宅街を東へ戻るシダレザクラの芽が膨らんで、僅かにピンクが覗いていた。小公園の並ぶ道を戻る積りでいたが、気温が上がり風が心地良く感じられるので、四番通りまで足を延ばすことにした。





農場の土手に沿って北へ向う。土手には土筆がびっしり。土筆に混じって、出たばかりのノハラムラサキの小さな花を見付けた。四番通りを東へ戻る。倒れたキクイモの茎の間から、キバナノアマナが咲き出していた。四番通りのキタコブシも、僅かに花を開き始めた状態だった。最上部の写真は、此処のキタコブシ。木立に沿って北へ向い、原野を見渡す。野は緑にすっかり覆われていた。





キタコブシ Magnolia paecocissima var. borealis モクレン