24, 10. 2012 落葉進む


夜半の雨は上がったが、昨日は風が強く、夕刻まで陽の射さぬ薄暗い一日となった。残っていた絵具を大勢に影響のない部分に施し、庭に出る。屋内のゴミを入れた袋の隙間に、石楠花の黄色くなった葉を取って詰め込んだ。集荷場のゴミ袋は、何れも植物が詰ったものだった。内庭のクロフネツツジとサラサドウダンの紅葉が進んで来た。葉の大きなクロフネツツジは、縁が反り返り始めている。コシキブの実の紫色が深まって来た。ミヤマラッキョウに、蕾が上がって来ていた。





出かけていた弟夫婦が今日戻るので、掃除を念入りにする。水拭きもしたが、日中は姪もいないので、余り汚れていない。雲が少し高くなった2時過ぎに、買物に出かけた。南の風で、薄暗い割には寒くはない。太く大きな桜の樹が切詰められた下から出た細い枝の葉が、真っ赤に色付いていた。もう実も朽ち始めているのに、白いハマナスが1輪開いていた。ツキヌキニンドウが未だ花を付けている。無花果は、未だ切られてはいなかった。実は充分数多く付いているが、一月前より大きくなってはいない。せめて色付くと良いのだが。






里芋はどうなったかと、北の住宅街へ向う。道を一本間違えて行き止りとなり、回り道を強いられた。初めて通る道で、塀にオオマルバノホロシが実を多く付けていた。ゴミ箱の裏のものよりも、遥かに大きい。向かいのお宅には、切詰められた樹に、マルメロが実を数多く付けていた。里芋は葉が大分傷んでいたが、未だ収穫されてはいなかった。






三番通りを西へ戻る。中央分離帯の樹々が色付き、葉も大分散り始めた。シナノキの落葉が最も早い。残っている葉が、僅かとなってしまった。西の空が僅かに明るくなって来ていた。




今朝は先刻まで晴れていたが、雨が落ちて来た。風が強く、気温が低い。暖かい地中海から晩秋のこの寒さでは、ギャップが大きい。風邪を惹かなければ良いのだが。