22, 10. 2012 蔦の葉


昨日も朝方の青空は間もなく、分厚い雲で覆われた。雨は降らなかったものの、終日陽が射すことはなかった。気温もぐんと下がる。洗濯機を仕掛けて、仕事に入る。 この先根雪が来るまでは、暗さとの闘いになるので気が滅入る。

仕事の区切りが付いた2時過ぎに、散歩に出かけた。西南を廻ろうと、シラカバ公園へ向う。手前のお宅のインド林檎も四十九号も、未だ収穫されていなかった。もう1軒、富士ではないかと思われる良く色付いた林檎も、未だ樹に残されていた。林檎の収穫はこんなに遅かったかと、遠い昔、毎年小樽から赤井川へ出かけて、林檎園で林檎を求めて来たことを思い出す。





東町公園では、家族と思われる一団が、キャッチボールを楽しんでいた。お世辞にも上手とは言えない状態だったが、心温まる情景。もう少し南へ行くつもりだったが、風が冷たいので一番通りを西へ向う。蔦の葉が真っ赤に色付いていた。庭木に絡まる蔦や、電信柱に絡まる蔦も見かけた。未だ紅葉していない蔦もあったが、既に葉を落とし始めている。蔦もある。葉を落とした蔦の茎は、何とも艶かしい。








ずらりと塀に並べられた南瓜を思い出して立寄る。東側の長い塀の小さな南瓜は取り込まれ、車庫から突き出した北側の塀に、オレンジ色の南瓜が三個残されていた。中央の沢の遊歩道を北へ戻る。遊歩道に隣接するお宅のアメリヤマゴボウが、未だ実を付けていた。実も茎も、毒々しい。




北の沢の遊歩道を3分の1程進んだ所で寒くなり、住宅街を東に戻る。白い小さな花を付ける、枝の赤い植物が佳い色に紅葉し始めていた。ホウキグサも色付き始めた。見事なツリバナの実が下がっていた。今年は何処のお宅も、実の付きが良い。時折雲間から僅かに光が漏れる程度。寒く暗い日曜日だった。






今朝は雲が開けて、僅かに青空が覗いている。強かった風も収まった。少し暖かくなるのかも知れない。