21, 10. 2012 秋の空は


朝方良く晴れていた昨日は、午前中何度か雨が降ってはまた青空が広がる変化の多い天候となった。ここ数日、大きな量塊の雲が早く流れる天候が続く。教室を終えて、床磨きをする。地の調子が少し整って来た和紙を水張りして、買物がてらの散歩に出かけた。分厚い雲間から時折陽が射す。体感温度がかなり異なる。東町公園を斜めに通り抜ける。紅葉が進んでいた。ナナカマドや桜に続いて、楓も色付き始めていた。






南の緑地帯に隣接するお宅のイチイの中で、何かが動いた。目を凝らすとヤマガラだった。当方に気付いたのか、飛び上がって電線に止る。特徴のある赤い胸が、くっきり見えていた。




鉄道林前の道を東へ進む。未だ暑い頃に見かけたクレオメが咲いていた。花の跡には、長い莢の様な種子が出来ている。大きな栗の樹のあるお宅の庭は、落ちた毬が夥しい数に増えていた。樹には未だかなりの毬が残っている。鉄道林のエゾマツに混在する広葉樹も色付き初めて来た。





先日見かけたマルメロを見に立寄る。敷地が通常の区画よりはかなり広く、様々な野菜が植えられているので、以前は農家だったのかも知れない。茗荷の葉が色付いていた。茗荷の葉は色付くと一斉に朽ちて倒れる。マルメロの実は佳い色になって来ていた。塀を廻していないお宅なので、近付いてみることが出来る。余り背は高くはないが枝を張った樹で、数多くの実を付けている。実の重みで、地面に付きそうな枝もあった。







北へ向い、買物をして戻る。何度か空模様が怪しくなったが、雨には遭わずに戻れた。先刻まで雨が降っていたが、青空が広がって来た。今日も変化の多い天候となりそう。