10, 10. 2012 発寒川


昨朝、気温が下がってストーヴに火を入れたが、良く晴れて日中は気温も上がった。ゴミの集荷日だったので、植物の詰った大きなゴミ袋を7つ、集荷場所に運ぶ。玄関前の植込みの植物の切詰めをした。タマノカンザシの葉は未だ青かったが、ユリ科の植物は寒さが来ると飴色に朽ちて地面に張り付くので、早めに切詰めた。増え過ぎたヌスビトハギを引き抜いて、すっきりさせた。小型の額紫陽花も2種、剪定した。コハマギクが咲き出していた。背丈は5cmに満たないが、花は大きい。



午後から西にある画廊でのM氏の個展を観に出かける。何時も展示を手伝って頂くので、行かぬ訳にはいかない。10年以上以前に、一度訪れたことがある画廊なのだが、余り記憶がないので、Googleのマップをプリントしてもって出かけた。以前は、地下鉄から更にバスに乗り換えて行った記憶があるが、地図を見ると琴似駅からそれ程距離はない。琴似駅まで電車で行って、散歩代わりに歩くことにした。駅から西の幹線道路を南へ向う。倉庫に薪が積まれているのが見えた。K・Kさんの工房の薪ストーヴを思い出す。地下鉄が通る幹線道路を西へ向い、発寒川の畔に出た。河原は緑地化され、歩き易そうな道が、南へ続いている。手稲山が南方に見えた。緑地帯は所々幅が広がって、公園になっていた。植えられて余り年数が経っていないのか、小さなシンジュが莢を下げていた。





以前は少し南のバス道路から見えた画廊の周辺は、家が建ち並び、画廊の建物も改装されていた。小品を主とした展示を観て、画廊を出た。南のバス通りに出る。シロバナハギが塀から突き出ていた。もう団地のシロバナハギは花期が終り、早いお宅は根元まで切詰めている。直ぐ隣のお宅には、ミヤギノハギも咲いていた。随分花期にずれがある。





来合わせたバスに乗り、地下鉄を乗り換えて、漸く札幌駅まで戻った。遠い昔、秋の遠足は発寒川での炊事遠足だった。円山公園から徒歩でトンネルを抜けて、発寒川に行った記憶がある。数軒の農家の他には、人家は全く見られなかった。人口が増えて、人間の生活圏が著しく広がっている。街中に熊が出没するのも、無理のないことかも知れない。


コハマギク Chrysanthemum yezoense キク科