13, 09. 2017 発寒川の畔へ
昨日は、前夜からの雨が終日降り続いた。強い降りではないが、決して降り止まない。仕事も庭仕事もならず、午前中は手仕事をして、午後から昨日が初日の1980年代展開した国際展の仲間だった丸藤信也氏の個展を観に出かけた。
晴れていれば琴似駅から南へ向かい、発寒川沿いの緑地帯を歩いたのだが、生憎の雨で新さっぽろから地下鉄で西28丁目のバスセンターへ向かい、バスで更に西へ向かう。最寄りの停留所で降りて、発寒川に向かう小路へ入る。河の傍の煉瓦建ての大きな家の壁に、葡萄が蔓を伸ばし実を付けていた。葡萄ばかりではない。おおきなユウガオの実も下がっていた。小さな実や花も見えていた。川沿いの直ぐ南のギャラリー山の手に入る。2014年の私の個展以来の再会。窓と題された面相筆で描かれた作品群は、日記の集積の様にも見えた。会場を辞して、発寒川沿いに、バス通りへ戻る。オニグルミを見上げたが、もう実はすっかり落ちていた。
バスと地下鉄を乗り継いで、大通で下車する。大通公園のヤマボウシの実が、赤く熟していた。ハクウンボクの実が、色付き始めていた。道庁の正門に続く道を、来た向かう。雨にも関わらず、相変わらずの観光客の群。大きなサワシデの実が、色付いていた。道庁の庭の落葉も、随分増えていた。
小止み無く降り続いた雨は、今朝も敷石を濡らしている。9月全般は平年より気温が高めだったが、雨が熱気を洗い流している。