28, 09. 2012 暑気が去って


雨は降らなかったものの、昨日は雲が厚く、薄暗い一日となった。苦手な天候だが、気温も下がって来たので、洗濯機を仕掛けて、手仕事に精を出す。カフスを取り付けて、躯体は縫い上げた。後は、ボタンホールを残すのみとなった。時計を見ると、3時少し前だった。

此の所、散歩の途中で小鳥の群を良く見かける。南の緑地帯を歩いて来ようと、南へ向う。公団アパートの大きな栗の樹の下で、小学生が栗の実を拾っていた。つい先日まで半袖の服装だった子供達も、長袖を着用していた。東町公園手前のタカネナナカマドの実が、赤く色付いていた。公園を通り抜け、南の緑地帯に入ろうとして、赤紫色の花が目に入った。咲き残りのクサフジウツギだった。下の方は剪定が済んでいる。僅かな花を惜しんで、上の方は剪定されていなかった。





緑地帯を南へ抜ける。樹々の緑は疲弊した様な色を見せ、地面の落葉は数を増やしていた。此の緑地帯ご常連の小鳥の姿は見られなかった。鉄道林前の道を東へ戻る。エゾマツに混じる落葉樹の緑も、生気がない。ピンクのクレオメに混じって、真っ白なクレオメが花を付けていた。白花が断然優雅で美しい。刺されると痛そうな蜂が飛来したので退散した。




かっての団地の東端の道を、北へ戻る。小学校近くの畑の野菜は、見事に育っている。北にキャベツが2列、南に人参と白菜が植えられているが、中央の野菜が判らない。キャベツの葉に似ているが長く、全てビニール紐で結わえられていた。電線に小鳥の群が止っていた。雀よりは大きめで、尾が少し長い。蕎麦を思い出して立寄った。蕎麦も向日葵も、全て収穫済みだった。実を採取した茎や花が、片隅に積上げられていた。






彼方此方のタカノハススキの穂が、佳い風情になって来ている。月も大分円くなって来た。もう一箇所、住宅街の庭で、里芋を見付けた。未だ収穫されず、根元には土が寄せられてあった。ナナカマド公園へ戻る頃には、陽がすっかり傾いていた。



昨夜は月が見えていたが、今朝は薄雲が広がっている。南方には、17、18号と台風が北上している。十五夜に月を見られるのだろうか。