26, 09. 2012 シロバナホトトギス


夕刻まで雨の予報が出ていた昨日は、気温がぐんと下がり、最高気温が20度を下廻った。当地の此の時期の気温としては“正常”な気温なのだが、前日との気温差が大きく、今期初めて長袖の衣服を着用した。雨は正午前には上がったが気温は上がらず、肌寒い一日だった。乱気流らしく、道南では竜巻で大型車両や列車に被害が出ていた。

作業が一区切り付いた2時前に、散歩に出かけた。風が滅法冷たい。歩き出す前に、庭を一巡する。シロバナホトトギスが開いていた。清楚で好きな植物だが、花の日持ちが悪いのが惜しまれる。早く花序を上げていたヤマジノホトトギスは、中々花を開かない。




空模様も怪しいので、西を少し廻って来ることにした。シラカバ公園を通り過ぎる頃から、薄日が射して来た。昨年見えたご姉妹のお宅の蔦の実が、大分大きくなって来ていた。アーチに絡ませてあるホップの実が、枯れ色を見せ始めていた。




西のジョウロウホトトギスを思い出して立寄る。先端から少し根元へ向けて、花が咲き進んでいた。北の沢の遊歩道に入る。風が遮られて、歩き易い。ウドンコ病の難を免れたエゾトリカブトが、花を付けていた。前日植物園の西北の角で見事に咲いていたエゾトリカブトを思い出した。コウライテンナンショウの実が、赤くなり始めていた。





日射しが強くなり、青空の領域が広がって来たので、北の住宅街に足を延ばす。キウイは完熟していると思われるのに、未だ収穫されていなかった。車庫の上の葡萄棚には、鴉除けだろうか、黒いビニール袋が結わえられていた。春に見事な花を見せていたヤマシャクヤクを思い出して立寄る。大きな実を付けていた。やはり、かなりの年数が経った株と思われる。夏に清楚な佳い花を見せていたアキカラマツは、細い茎に薄い実を付けていた。






住宅街の北端から、北西の山並みを眺めて南へ戻る。三番通りからシラカバ公園へ入る。落葉の量が増して来ていた。家に戻り、もう夏物は不要だろうと仕舞い込んだ。



今朝は良く晴れている。放射冷却の為、火が恋しい程気温が低い。異常に長かった夏は終わった。