09, 09. 2012 季節の移ろい 


9月に入っても暑さは去らず、一度仕舞いかけた夏物を未だ着用している。この様な年は記憶に無い。昨日里芋の写真を載せたら、本州在住のお二人のMIXY友から、少雨と酷暑で、里芋の葉はチリチリに枯れ、出来も悪いとのコメントを頂戴した。TVのニュースで、干上がったダムが紹介されていたから、水不足は深刻な状態と思われる。

昨日油絵を描きに見えた方々も、長く続く残暑でバテ気味と話していらした。教室を終えて、絵具の始末の紙片がはいった臭いの強いゴミ袋を庭に出す。時折降雨があっては高温が続く天候は、雑草の伸びを助長する。目に入るものは引き抜いているのだが、植え込んである植物の陰から、背丈を伸ばした雑草が出ている。繁殖力と生命力の強さには、参ってしまう。夕食の素材を買い求め方々の散歩に出かけた。日陰を選んで西へ向う。夏から楽しんでいたネムノキは、所々に花も見られるが、実を膨らませた莢の数を増やしている。昨年切詰められた北の沢近くのネムノキは、これからが花の時期。低い位置から枝を出しているので、花を間近に見ることが出来て好都合。少し西へ来なかった間に、住宅が一軒取り壊されていた。塀に残った蔦の葉で、バラの実が良く育っていたお宅だったのを思い出す。家の在り様は、殆ど覚えていない。






初夏から北の沢のエゾトリカブトが葉が白く粉を吹いているいる様子が気掛りだったが、殆どの株は枯れて、僅かに一株が花を付けていた。ウドンコ病に見舞われたのかも知れない。沢の池の表面には、水藻が厚く広がっている。長年池を見ているが、この様な状態は初めてのこと。高温と少雨が原因なのだろうか。




三番通りを越えて、北の住宅街を東へ戻る。アメリオニアザミの種子が白い綿毛を出している。風に乗って飛び去り、強い繁殖力で新たな場所に増え広がる。スモークツリーの綿毛は殆ど飛び去っていたが、此の種は繁殖力は弱く新たに発芽することは殆どない。




草地のウドは最終盤。実の数が減って来ていた。隆盛を誇っていたセイタカアワダチソウも枯れ色を見せ始め、野菊が花を見せ始めていた。





西の山並みが高く見えていたが、昨夜来の雨が今朝も降り続いている。異常な暑さも洗い流してくれるだろうか。