27, 06. 2012 モチツツジ


前日に引き続き、昨日も雲なく良く晴れた。前日切り取った石楠花とメイゲツソウを刻んでゴミ袋に詰め込み、集荷場所へ運ぶ。ヤグルマソウの葉が巨大になって、手前の植物を覆っていたので、これも切り取った。日陰になっていたナツエビネに陽が当たる様になった。3本の芽が出ている。花の後雨に数度当っているので、綿毛にならないと思っていたチングルマが、白い綿毛を見せていた。チングルマの傍で、モチツツジが見頃になっていた。名称通り、萼も花芯も良く粘る。庭では最も最後に花を付けるツツジ





2時半過ぎに、散歩に出かけた。日射しが強く暑いので、緑地帯を通ることにする。緑のトンネルはひんやりして心地良い。緑地帯の中程から、住宅街を西へ向った。ノイバラが盛大に咲いていた。紫陽花と混じり合う様に咲いている。伸ばしっ放しの状態だった。人が住んでいる気配はあるが庭は殆ど手が入れられて居らず、マーガレット、蕗、ヒメジョオン、エゾノギシギシまで繁茂していた。




更に西の住宅街で、小さなオオヤマレンゲを見付けた。未だ花を付けていた。大分以前から咲いていたらしく、もうしっかりした実を付けていた。小振の木なのに、良く花を付けている。大きなツリバナの花序が色付いていた。フサスグリも色付き始め、逆光で硝子玉の様に光っていた。






段重ねになるツキヌキニンドウを見に立寄る。花はすっかり散って、実が出来ていた。下段の実が、随分膨らんで来ていた。




中央の沢の階段を見下ろす。樹々の影が濃くなっていた。木道は未だ通れず、沢の東の遊歩道を北へ戻る。落葉松に巻き付いたイワガラミに花序が上がっていた。昨年は数が多かったのに、今年は1つしか見られない。同じ樹に絡み付いたヤマブドウに、小さな実が出来ていた。





北の沢の遊歩道に入る。柏に絡み付いたツルアジサイが咲いていた。柏の樹が繁り陽が当たらぬので、花期が遅れているものと思われる。ヤマモミジだろうか。一部が紅葉していた。早とちりはナナカマドバカルではないらしい。沢を離れて住宅街を東へ戻る。空地はシロツメクサムラサキツメクサ、ブタナにヒメジョオンも加わり、佳い風情を見せていた。外れに、黄色いシナガワハギも咲いていた。芽吹きが遅かったネムノキが漸く葉を広げていた。あの夢の様な花が、今年も楽しめそう。






モチツツジ Phododendron macrosepalum ツツジ