10, 09. 2012 一雨毎に
雨の予報が続く。昨日は雨脚が強いと思っていたら、大雨警報が出されていた。警報は正午前に解除になったが、雲は厚く薄暗い。頭が重くなる様な天候で戦意喪失。本を読んで過ごした。昨年の東北大震災から1年半が経過して、大量の瓦礫が北米大陸の西海岸に漂着しているらしい。未だ見付からぬ犠牲者も、3000人近くあるとのこと。ご遺族は、心の整理が付け難いことと思われる。
1時を過ぎて雨が小止みとなった。気分転換に散歩に出かける。風が結構強く、気温もぐんと下がって、続いていた暑さが遠い日のことの様に感じられる。南東を小さく廻って戻ろうと、介護施設とアパート群の間の道を東へ向う。濡れた路面に、胡桃の実が落ちていた。見上げると、葉には無数の虫食いの穴。強い風で落ちたものと思われる。東の住宅街の中の畑の前を通る。掘り上げられていた玉葱は片付けられ、出来の悪いものが数個、採り残されていた。白菜だろうか、新たに植え込まれた野菜が葉を広げていた。
エゴノキの実は良く膨らんで、しっかり枝に取り付いている。僅かな敷地に良く出来ていた茄子とエンドウ豆は取除かれ、新たに大根が植え込まれていた。東の沢に隣接する公園のホウノキの実が色を深くして来ている。未だ中の種子は覗いていない。ストーヴの上に飾ってある実が大分色褪せて来たので、鴉の上前を撥ねて、実を拾おうと思っている。蕎麦畑の蕎麦は、未だ収穫されていなかった。雨と風が強かったのに、倒れず屹立していた。細い茎なのに、意外に丈夫な植物。
美容院のデッキのノブドウが、色付き始めていた。未だ魅力のある青い実は見えない。住宅街を北西に戻る。無花果が実の数を増やし、実を膨らませていた。夏から咲き誇っていたネナシカズラが、花弁を落とし始めている。大きな花序となっていたカシワバアジサイは重みを支え切れず、花序をぶら下げていた。白かった花弁が色付き始めていた。西の境界にあったヒバを切って、カシワバアジサイを移植したら、今年は花を付けなかった。来年は機嫌を直してくれるだろうか。
先刻まで不り付いていた雨は上がったが、雲は厚く薄暗い。夜明けも随分遅くなって来た。閉塞感が出て来るのは否めない。