24, 08. 2012 キツリフネ


処暑の昨日は、朝方の雨は9時過ぎには上がったが、高湿度の薄暗い一日となった。雨の予報が出ていたので、量の多い洗濯物は前日に廻し、シルクや麻の洗濯を済ませる。高温と高湿度で、洗濯物の量が格段に増える。庭の雑草も、一段と勢力を増していた。タマノカンザシの蕾が膨らんで来た。完全に開花した姿よりも、咲き始めの姿が好ましい。切詰めた桔梗の陰から、別名のカタシログサの名称通り、葉が白くなったハンゲショウが姿を現した。




解き物の作業を進める。ほぼ解き終えて、作業台となる机の上の整理をする。先日大分ゴミとして片付けたが、未だ完全に無用とは言い切れぬものが残っている。この先そう多くは手仕事も出来ないと考え、思い切って始末をした。片付けに時間を取られて、気付くと2時を大分過ぎてしまっていた。駅前の銀行に用事があったのを思い出し、バスで出かける。用件を済ませて、中央の沢を渡って戻る。過日ぽつぽつと見えていたキツリフネが花の数を増やしていた。木道の奥には群落があるのだが、今年も通行禁止で入れない。タラノキが。花を開いていた。





沢の東の遊歩道を北へ戻る。遊歩道に隣接するお宅の塀の前に、青紫色の長い花序を伸ばした花が咲いていた。園芸種と思われるが、佳い花だった。沢の樹々の下には、キンミズヒキの姿が見える。先日見付けたイワガラミは、白い装飾花を色付かせていた。





二番通りを越えて、北の沢の遊歩道を中程まで進み、沢を離れた。センニンソウが蔓を伸ばしていたが、未だ花は付いていない。塀の前のスペースに、見慣れぬ植物が植えられてあった。葉も花序も黒味を帯びている。咄嗟に初夏に見たイタチハギを思い出した。イネ科の植物と思われるが、名称は判らない。住宅街を東へ戻る。昨春訪ねてみえた姉妹のお宅のホップは、今年も見事に実を付けていた。塀を覆っている蔦の葉の隙間から、小さな実が見えていた。





キツリフネ Impatiens noli-tangere ツリフネソウ科