23, 08. 2012 残暑続く


8月も下旬というのに、気温の高い日が続いている。道東の女満別では、今年初めての猛暑日となった。'90年代、弟の事務所が設計したホテルのアートワークを依頼されて出かけたことがあるが、平坦な農地ヤ牧草地が何処までも続いていたのを思い出す。洗濯物を干しに庭に出た。レンゲショウマの蕾の径が2cm近くになって来ているが、未だ開花していない。細い茎に蕾を多く付け、重そうな様子を見せていた。

Nさんから頂戴したワンピースを解く作業を続ける。固い革なら縫い目に刃物を入れて押し進めると縫い目が連続して切れるが、布と変わらぬ柔かな革なので、1目ずつ切り開いて行くので時間がかかる。袖と襟を外し、前身頃と後身頃を切り分けた。なるべく有効に利用する為、新たに製図をしなければならない。

2時過ぎに夕食の素材を買い求めに出かける。北西を廻って、最後にスーパーへ寄ることにする。長く花を見せていたネムノキに、莢が出来始めていた。大きな樹で、未だ丸い蕾も見えている。住宅街を北西へ向う。塀と道路の間に、ヤマハハコが白い花を付けていた。昨年無惨に切詰められた、北の沢近くのネムノキが葉を広げ、漸く花を開き始めたところだった。枝の位置が低いので、花の様子がよく分かる。





北の沢の遊歩道を進み、北の住宅街へ向う。スモモは実を殆ど落とし、強い酸味の臭気が漂っていた。アスパラガスの実が、赤く色付き始めていた。キウイも順調に育っている。車庫の上に棚を架けて植えられた葡萄が、実を付けていた。昨年は殆ど実が見られなかったので、今年は果実の生育が佳いのかも知れない。





住宅街の外れから原野を見渡す。ノラニンジンに代わって、セイタカアワダチソウが広がり始めている。北西の山並みが高く見え、雨が近いことを伺わせていた。ウドの暗紫色の実が膨らんで来ていた。



余り強くはないが、先刻から雨が降り始めている。此の雨で、少し涼しくなるかも知れない。


ヤマハハコ Anaphalis margaritacea ssp. margaritacea キク科