01, 08. 2012 見知らぬ花木


文月末日も,高温多湿の一日となった。もう一月近く降雨がない。ゴミの集荷日なので作っておいたゴミの詰った袋を集荷場所に運び,雨の予報は出ていたが、念の為植え込んだ植物に水をかけた。

先週から眼の調子が改善されないので,早いバスで市立病院へ向う。街中は余り人影が見受けられないが,病院の待ち合いホールは人で一杯だった。用紙に必要事項を書込んで、30分程待たされて,漸く2階の眼科に足を運ぶ。夏休みに入った所為か、子供の姿が多かった。視力検査から始まって,奥の暗室で動く光を中心に視点を固定したまま、見えた段階でスウィッチで報せる,視界を計測する作業が延々と続く。両眼の検査を終えて出された結論は,脳梗塞の可能性が否定出来ないので、脳外科で調べる様にと紹介状を渡された。網膜剥離を懸念していたが,身体器官には別状がないので脳梗塞には思いが及ばなかった。

病院を出るともう1時を過ぎていたが,頭と気持ちの整理をしながら,途中まで歩くことにした。野幌という煉瓦の産地を抱えているので,市の建造物は煉瓦が多用されいる。病院は煉瓦と打ちっ放しのコンクリートの建造物。病院の北側は、墓地に続く道が伸び,広大な緑地帯となっている。前日鉄道林で見かけたオオハンゴンソウが,此処でも咲いていた。オオイタドリも花序を長く伸ばしていた。オオイタドリに混じって,クサフジの姿が見られた。






歩道にも煉瓦が敷き詰められているが,気温の高い時期は暖色は戴けない。街路樹として植え込まれている大きな樹に、白い花が咲いていた。葉や花の形状からマメ科の植物と思われるが,初めて目にする花だった。もうハリエンジュは実を下げているし,何の花だろうか。イヌエンジュかも知れない。なるべく早く,紹介状を持って脳外科を訪れ,再度眼科を訪れることを決めて、途中からバスで戻った。バス停近くの小さな実を付ける柿の実は,また少し身を膨らませて来ていた。






オオイタドリ Fallopia sachalinensis タデ科