03, 08.2012 懐かしい場所へ


すっきりせぬ天候が続く。昨朝ブログの更新前に洗濯機を仕掛け,9時台初めのバスで病院へ向う。北大病院にしようかとも考えたが,患者数の多さを考え,1980年代に海外から作家を招聘して展開した国際展の折に、院長がメンバーの友人で会議室を提供して頂いたN脳外科へ向った。新さっぽろ迄バスに乗り地下鉄に乗り換えると、後は乗換えなしに行ける。人混みの中を歩き廻らずに済むのが良い。西18丁目の駅で降りて,南東へ戻る。街路樹のトチノキが、見事に実を付けていた。花の様に見える,大きな托葉を付けた樹があった。オオバボダイジュだろうか。



病院は当時と全く変わっていなかった。受付で必要事項を書込み,市立病院で戴いた書状を提出する。待合室のホールに,先年旅立たれたT氏の立体作品が設置されていた。ご本人に出会った様に懐かしい。漸く名前を呼ばれて,2階の受付へ。2階の待合室は、人で一杯だった。長時間の経過を覚悟する。2階の待合室には、院長の友人だった作家の平面作品が架けられてあった。長い待ち時間を作品を見ながら過ごす。毎月の会合での出来事や、道立近代美術館での展覧会の思い出が甦る。数カ所の検査室で検査を終え,手続きを済ませて病院を出たら,5時を過ぎていた。市立病院の担当医宛の書状も手渡された。再度眼科へ行かなければ習いことになった。

病院を出て,北東へ向う。木立に囲まれて,石造りの洋館があった。位置関係から推して,文学館の裏側と思われた。東側の正面に廻ってみる。見慣れた正面も佳いが,裏側のどっしりした景観も、悪くはない。




大通公園はビールを楽しむ人々で混雑しているので,人通りの少ない道を選び,北東へ向う。道庁の南門から正門へ抜ける。明らかに観光客と思われる人々で賑わっていた。経済発展を反映してか,中国からの観光客が多い。東へ向い,サルスベリを見に立寄った。蕾が大きく膨らんで,花弁が見え始めていた。来週には開花すると思われる。



今朝もどんよりとした曇り空。先日の雨が洗い流した様に,高温は去ってしまった。