30, 06. 2012 シラン


気温が高く、快晴の日が続く。昨日は天気予報に、乾燥注意法が出た。言われる迄もなく、庭は水分不足になり始めている。気温が高くなってからの水撒きは、植物の為にならないので、朝食後直ぐに水撒きを始めた。セッコウボクが花を付けていた。繁茂し過ぎているので、剪定をしなければならない。家の東側と南側の境界付近で、オオウバユリが丸い花序を上げていた。前日、植物園でも随分見かけた。やがて此の球体は分離し、間隔を置いて蕾となる。オオウバユリの写真を撮っていて、スモークツリーの樹の下に、実を付けたコウライテンナンショウを見付けた。随分風の強い日が多かったのに、アトリエと裏のお宅の間が余り空いていないのが幸いしたらしい。チシマヒョウタンボクの実も殆ど飛んでしまったが、僅かに赤く色付いた実を見付けた。瓢箪というよりは、達磨に近い形状。







クロフネツツジの大きな傘の下で、シランが咲き始めた。気温の高い時期には少々暑苦しい色ながら、花が途切れる時期だけに、賑わいにはなる。先日葉の下に潜ってクニャリと曲がっていたレンゲショウマの花芽が、真直ぐに伸びて来ていた。右奥の白い花は、モミジカラマツ。





2時過ぎに散歩に出かけた。大分暑さに慣れて来たとは言え、直接の日射しは敵わない。街路樹や家の陰を伝って歩く。アパートの敷地の白い花を付けていた巨木は花が終り、実を付け始めていた。富山在住のMIXY友Mさんが,サワフタギではないかと教えて下さった。サワフタギなら、実は暗紫色になる。マルメロの実が大きくなっていた。果皮に繊毛が見られた。一番通りを東へ進む。昨年見事にナイヤガラと思われる実を付けていた葡萄が、実を付けている。ヤマブドウの実よりは遥かに大きい。塀と道路の間で、キスゲが咲いていた。ハクサンチドリが多く咲いていたお宅。シランの姿も見受けられた。






煉瓦工場の東角を北へ曲がる。春に煉瓦の隙間から芽吹いていた植物が、しっかり伸びていた。ビロードモウズイカが生えていたのを思い出して探したが、刈り取られてしまっていた。沢に沿って北へ向う。沢のホウノキは花が終り、花芯を伸ばしていた。未だ朽ちた花弁を付けている個体の倍程の大きさになっている。松毬の様な凹凸が出来て、鋭い棘が出ていた。やがてこの凹凸の中に、大きな種子が出来る。沢から西へ突き出したあかしあ公園の桜も、色付いた実を付けていた。






住宅街を西へ戻る。小振のカルミアが花を開いていた。開花前の蕾は、金平糖の様で可愛らしい。柿の木の花の根元が、丸く膨らんで来ていた。サクランボも色付き、美味しそうになって来た。花から実の季節に移行して来ている。





シラン Bletila striata ラン科