01, 07. 2012 キウイの花


文月末日の昨日は、早朝曇空だったが7時前には晴れて、暑い一日となった。強めの風が吹いたのが救いだった。気温が高く風が吹くと、乾燥は著しくなる。5週目で教室を休みにしたので、シルクのTシャツやスカーフ等、通常の洗剤で洗えぬものを洗濯機にかけ、水撒きを始めた。近年の洗濯機は、手洗いの様にソフトに洗濯も可能になっている。家事の中で最も楽になったのは、洗濯だと思われる。カスミソウの花序が広がって来ていた。シャジクソウが咲き始めた。余り佳い花ではないが、端境期を繋いでくれる。花よりも名称の由来の葉が魅力的な植物。





気に懸かっていた寝室とアトリエの窓ガラスを拭いたり、溜った郵便物の始末をしたりしている内に、午前中が過ぎてしまった。雑事は達成感のない割りに、時間を取られる。午後一仕事して、夕食の素材を買い求めに出かけた。北西の住宅街のキウイがそろそろ咲いている頃と、西へ向う。ハマニンドウの実が、赤くなっていた。カラフトゲンゲだろうか、マメ科の植物が咲いていた。北の沢に隣接するお宅では、今年もカンパネラを咲かせていた。





三番通りを越えて、北の住宅街に入る。中央分離帯のハリエンジュは終盤。車道にも歩道にも、白い花弁が落ちていた。数輪は咲いているだろうと予想していたキウイの花は、数日の高温で殆ど満開状態だった。蕾からは想像出来ぬ程大きな花。僅かに残っている蕾で、その差異が判る。芳香が漂っていた。昨秋実を見付けてキウイと気付いてから、初めて花に出会えた。






住宅街を東へ戻る。先日見かけた木瓜の実が一段と大きくなっていた。スモークツリーの花序も、大分靄がかかって来た。側面から見ると未だ不十分だが、正面から見ると煙って見える。此の樹の様に伸ばし放題に葉には出来ないので、昨秋幹を切詰めて頂いた。低い位置から出た枝に、花を見たいと思っている。





南北に走る幹線道路を少し北へ向い、原野を見下ろす。黄色いシナガワハギが一面に広がり、強い課税に靡いていた。住宅街へ戻り東へ向う。住宅街の北の牧草地でも牧草が刈り取られて、大きなロールが点在していた。冬の寒さで傷んで今年は花を見られぬかと思っていたナンテンに、花序が上がって来ていた。スーパー近くの叢に、ノラニンジンの蕾を見付けた。ムラサキツメクサに代わって、野を白く彩る紐そう遠くはない。






キウイ    Actinidia chinensis マタタビ科 オニマタタビ シナサルナシ
シャジクソウ Trifolium lupinaster マメ科