23, 06. 2012 チシママンテマ


台風4号に引き続き5号も北上して、四国、紀伊半島、東海、関東地方を襲っている。もう1年の降水量を超えた地方も出ている。一方朝鮮半島旱魃で、特に韓国の旱魃は60年振りという厳しいもので、必需品の唐辛子に影響が出ているという。もう少し大陸寄りを北上すれば、過剰な雨や旱魃が免れるのに、中々都合良くは参らない。

昨日はゴミの集荷日だったので、前夜半からの雨が上がった折りをみて、ゴミ袋を出しに庭に出た。雨で雑草が勢いを増している。少し引き抜いてゴミ袋に詰め込み、集荷場所へ運んだ。咲き出しは茎が程良い間隔で屹立していたチシママンテマだったが、先日の雨で倒れて縛った為に、過密状態になって花を付けていた。花弁の下の膨らみが特徴の植物。白花のシラネアオイに種子が出来ていた。何とか採種して、増やしたいと思っている。アワモリショウマの花序が、大分白くなって来ていた。







午後、札幌に出かける。電車が札幌に近付くにつれて、雲が低くなる。西の山並みは,雲の中だった。先日発送出来なかった荷物を、円山公園近くのIさんのお宅に届ける。所用で外出間際であることを報せて頂いていたので、玄関先で失礼した。雨が降っていたので、地下鉄で駅まで戻ろうと、チケットを買い求めた。西11丁目が近付いた頃、ユリノキのことを思い出して下車した。大通公園に出て、東へ向う。樹木の下を通ると、余り雨には当たらずに済んだ。先日花を付けていたトチノキは、もう実を付けていた。




殆ど人影がない公園を気分良く歩いていたら、前方にテントが見えて来た。祭は終ったのにと訝る。地がづくと、園芸市の準備の最中だった。張られたテントを次々と覗いて見たが、センニンソウは見当たらなかった。北側のテントの後方で、ユリノキが花を開いていた。もう満開の状態だった。最も東のユリノキが巨大で、梢まで花を付けた姿が見事だった。







駅前で生花と茶菓を買い求めて戻る。最寄りの駅に着いたら、雨は降っていなかった。山際が雨だったと見える。夜半から雨が降り出し、今朝は敷石が濡れている。気温が低く、先刻ストーヴの火を入れた。


チシママンテマ Silene repens var. apoinensis ナデシコ科 アポイマンテマの変種
ユリノキ    Liriodendron tulipifera モクレン