06, 06. 2012 モミジカラマツ


少し薄雲が広がり風も強かったが,昨日も良く晴れた。ゴミの集荷日なので、抜いた雑草を干しておいたものを拾い集めてゴミ袋に入れて、集荷場所まで運んだ。

モミジカラマツが咲き始めていた。花莖が細く,花弁は糸の様に細い。植物の写真を撮っていると,K・Kさんが見えた。造形家のTさんがご一緒だった。個展にお出かけ頂いて,何度か話した事がある。箱に詰めておいたオブジェを運び込んで下さった。庭をご覧頂いている間に、お茶と茶菓の用意をする。暫く話し込んで,そろそろ昼食でもと立上がったら,他に2件寄る場所があると、案内状を見せて下さった。1件は同じ団地内で、ご自宅での家具の個展だった。興味を惹かれて,同行することにした。




南西の住宅街の家には,小さな工房の看板が出ていた。玄関には数人分の靴が並び,来客があることが判る。置かれてある家具が、全て作品だった。厚みのある無垢の素材の家具だった。作業場らしきものは見当たらなかったので,工場で木取りをして組み立てたものらしい。帰りがけに家まで送って頂いて,お二人は次の会場へと向われた。床を拭いて、浴室に避難させてあった道具を運び込む。漸く日常が戻って来た。

2時過ぎに散歩に出かけた。ハルニレを見て来ようと,住宅街を南東に向う。ヒョウタンボクが開き始めていた。庭のチシマヒョウタンボクよりも葉が大きく,花柄が長い。マルメロは盛りになっていた。歪んだ形状の実からは想像が付かぬ優しい花。小学校の東の公園は、草が綺麗に刈られていた。何か動くものが見受けられた。春に最も早く芽吹いた柳の樹に登って行く。エゾリスだった。ハルニレはもう葉を繁らせていた。斜面に下がった枝は,葉の重みで益々低く垂れていた。花の跡に扁平な莢の様な実が出来て,種子が透けて見えていた。







東の沢の西の道に入る。沢に隣接する公園のホウノキは、花弁が茶色くなっているものがあった。予想よりも進行が早い。沢に沿って北へ向う。沢を背にしたお宅の葉裏が白い針葉樹の葉先が、茶色くなっていた。小さな松毬の様なものが出ている。何年も此の樹を見ているが,未だ松毬を見たことがない。どの様に変化するのか,愉しみになった。長い雄花を下げてたオニクルミに、雌花の花序が上がっていた。先端が鮮やかな赤い色を見せていた。







沢に沿って北へ進む。ここ数日の気温の高さが展開を早めたのか、沢のホウノキも大分開いていた。狙いを付けていた我那覇すっかり開いて、しどけない姿になっていた。少し奥に,程の良い姿の花を見付けた。この花芯が肥大して,大きな実となる。





沢を離れて,公園の窪地に立寄る。公園では数名の作業員の方々が,草刈りの最中だった。名称不明の巨木の花は,変化がなかった。目当てのシウリザクラが開いていた。此の樹もかなりの大木。窪地はコンロンソウが真っ盛りだった。





シウリザクラ Prunus ssiori バラ科 ミヤマイヌザクラ シオリザクラ
ホウノキ   Magnolia hypoleuca モクレン
モミジカラマツ Trautveyyeria palmata var. palmata キンポウゲ科