30, 05. 2012 リシリヒナゲシ


前夜からの雨は11時過ぎには上がり、昨日午後は好天となった。雨が降っている折には風が治まっていたのに、晴れると強い風が吹き始めた。前日草取りをして作っておいたゴミ袋を集荷場所まで運ぶ。

家の西側の犬走りの砂利の中に、リシリヒナゲシが咲いていた。この様な条件の良くない場所なのに、種子を飛ばして良く増える。背丈は10cm足らず。夏に向って幾分背丈は伸びるが、背丈の割合には花が大きい。




大分以前から蕾を上げていたアポイカラマツが開いていた。開くと言っても、5mm程の小さな花。左手のバイモは未だ花を付けている。




チシマヒョウタンボクは未だ花を付けているが、早く開いた花は散って、小さな実を付けている。風に飛ばされなければ、この実は赤く熟す。サンカヨウの実も大きくなって来た。こちらも、風に飛ばされなければ、青い実となるが、風の強い土地なので熟すまで残らない。




午前中の仕事が気に入らず、手直しをしている内に、2時半を大分過ぎてしまった。区切りの付いたところで散歩に出かけた。前日よりも幾分暖かいが、風が強い。東の沢に隣接する公園のホウノキを見て来ることにした。住宅街を東へ向う。サイハイランが花を付けていた。此処のお宅はにはエビネも植えられてあるが、今年は芽が出ていない。公園のホウノキは、半ば開いた状態だった。ホウノキの花は花芯が面白いのだが、運び込まれた雪で下の枝が折れて重心が高くなり、とても花芯は見られそうにない。沢の西の道を北に進み、二番通りから沢を利用した公園に下りてみた。樹々の緑が深まって来て、芽吹きの頃ほど緑の変化が明確でなくなって来ている。






二番通りへ戻り、東の沢に沿って北へ進む。沢が西に枝分かれした公園の窪地に立寄る。窪地に下りる階段脇の巨木が、緑色の花を付けていた。ハルニレの花よりも大きく、葉も丸みがあって大きい。何の樹だろうか。三番通りを西へ戻る。中央分路帯のシナノキは未だ花芽が見当たらなかったが、オオバボダイジュには花芽が出ていた。住宅街を南西に戻る。オオヤマレンゲの蕾が膨らみ、花弁が見えて来ていた。





アポイカラマツ Thalictrum foetidum var. apiense キンポウゲ科
リシリヒナゲシ Papaver fauriei ケシ科