朝方は厚い雲に覆われていたが,昨日も8時を過ぎて青空が広がった。洗濯物を干しに庭に出る。日射しは明るいが,強い南風が吹いていた。庭の彼方此方で,ツリガネスイセンが咲いている。母が何処かから戴いて来た園芸種だが、切り花として重宝している。球根植物なのだが,花の跡に大きな実を作り,風で種子が飛んで増えるので,せっせと切り取った方が増え過ぎるのを防ぐことが出来る。青紫色,ピンク,白の三種があるが、白い種が美しい。
クマガイソウが一段と膨らみ,花芯を見せていた。背丈が10cm程のヒメイズイが咲いていた。玄関前の植込みの白いツツジも咲き出した。父が鉢植にしていたものを地植えにして大分大きくなっていたのが,2年前の大雪で折れてしまった。今年は花の付きが良い。リュウキュウツツジではないかと思っている。
仕事の区切りが付いた2時前に散歩に出かける。ホウノキを見て来ようと,住宅街を南東に向う。主のいなくなった空地の雑草の中に,ルピナスが咲き始めていた。雑草の繁り工合から,長い間空地になっていることが察せられる。庭のツツジと同種の白い花が咲いていた。根元に,ハクサンチドリが花を付けていた。ホウノキの花は完全に開いていたが,余りに位置が高い。東の沢に沿って北へ向う。沢の北のホウノキは進行が1週程遅れている。今週末には花芯が見られるかも知れない。今年もサワシデが、ホップの実の様な花穂を下げていた。
沢を離れて,住宅街を西に戻る。大きく枝を張っていたヤマボウシが切詰められ,小さな花を付けていた。花弁の様に見えるのは萼で、花は中心の丸い実に咲く。オオヤマレンゲも開花間近になって来ていた。これも週末辺りの開花だろうか。白い小さな丸い蕾を見せていた名称不明の花木が開いていた。シモツケの花に似ているが,同定は難しそう。この種の花はかなり多い。
ツリガネスイセン Hyacinthoides hispaniica ユリ科