03, 06. 2012 エゾルリソウ


朝から快晴となった昨日は,気温も少し上がり初夏らしい一日となった。生花店の花揃えもすっかり夏花へと変わり,大きな器に勢いのあるモデルを用意することが出来た。教室を終えて,臭いの強いゴミ袋を庭に出す.シコタンキンポウゲが咲き始めた。西の境界付近では,スズランも咲いていた。先日の雨の日に開き始めた白花のエゾルリソウが、見頃になって来ていた。名称通りの青い花のエゾルリソウは、クロフネツツジの根元にあるので,日陰になって未だ咲いていない。白と青紫色のツリガネスイセンが彼方此方で花を開いている。庭の花をたっぷり切って生けられる佳い季節となった。






2時過ぎに夕食の素材を買い求めに出かけた。北西を廻ってからスーパーへ立寄ることにした。冬の間から見上げていたサクランボは花が散って,小さな実を付けていた。今年は実の付きが良い。ハマニンドウが見頃になって来た。咲き始めは白い花が、やがて黄色味を帯びる。白く丸い蕾を見せていたガマズミが開き始めた。今年も赤い実を楽しめそう。





住宅街を西へ進み,北の沢の遊歩道に入る。遊歩道はすっかり日陰となって、ひんやりしていた。三番通りを越えて北の住宅街を東へ戻る。キウイは葉を繁らせ,葉柄の付け根に丸い花芽を膨らませていた。僅かに亀裂が入っている。どの様な花を開くのだろうか。昨年花を付けていたスモークツリーが勢いよく伸びて,花序を上げていた。伸ばしっ放しで,背丈がやたらに高い。庭の同種のスモークツリーは、昨秋切詰めて頂いた。低い位置から枝を伸ばそうと思っているが,花を付けてくれるのだろうか。ゴンズイかも知れないと見ていた木は,花序が短い。近種のミツバウツギかも知れない。良く晴れているのに地平近くは霞んでいて,西の山並みは見えなかった。






三番通りに出て東へ戻る。名称不明の巨木のある施設は,土曜日とあって駐車場に車もなく,奥の建物に灯りが点いていない。針葉樹なのだが、葉を左右に平に広げて、葉の量塊が大きくなっていた。敷地の少し南にあるプラタナスに、小鳥の姿が見られた。尾の先が白い鳥で,初めて目にする鳥だった。中央分離帯のオオバボダイジュに、小さな托葉と花序が出来ていた。買物を済ませて,大きな実を付ける柿の樹を見に立寄る。葉柄の付け根に、丸い花芽が見受けられた。






ゾルリソウ    Mertensia pterovarpa var. yezonensis ムラサキ科
シコタンキンポウゲ Ranunculus grandis var. austrokurilensis キンポウゲ科
スズラン      Convallaria keiskei ユリ科 キミカゲソウ