29, 05. 2012 ヤマシャクヤク


夕刻近くなって雲が増えたが、昨日は朝から良く晴れた。相変わらず風が強く冷たかった。仕事の合間に庭に出て、雨の後で伸びて来た雑草取りをしようかと思ったが、少し取ったところで寒くなり取り止めにした。

白い蕾を見せていたヤマシャクヤクが咲いた。最初3日前にに家の西側の蕾が開き、屋根からの落雪で進行が遅れていた東側の蕾も昨日開いた。少々厳つい感じの花芯は、後に大化けする。親株は今年も蕾が大きくならない。三箇所に増えたが、先日見かけた様な大株になるのは何時のことやら。





風よけに少し厚めのジャケットを羽織り、散歩に出かける。広い幹線道路は南風が強いので、住宅街を通って北西へ向う。北の沢近くのお宅で、シロヤマブキが咲いていた。昨年K・Kさんに頂いたシロヤマブキは、葉を広げ僅かに大きくなっている。もう少し大きくなった段階で、地植えにしようと思っている。北の沢遊歩道から三番通りへ出て、ヒバの生垣を風除けにして西へ向う。生垣の間から見える池の水面は、風でさざ波が立っていた。





北の沢の西の遊歩道に入り、南へ向う。バッコヤナギの白い綿毛が飛んでいた。ヤマブドウの葉が緑色になり、花序を出し始めていた。2年前の大雪でアーチの様に遊歩道に枝が垂れていたズミは、折れて枝を切詰められ満開に近い状態に花を咲かせていた。





記憶しているヤマグワは、もう実を付け始めていた。近くに前日見た様な茶色の花を付けている樹がある。ヤマグワの花もこれに良く似ているが、此の樹は何の樹なのだろうか。




二番通りを越えて、中央の沢の西の遊歩道に入る。午後は西の遊歩道の方が、陽が当たって暖かい。遊歩道は、やがてアンダーパスに続く車道に合流する。この一帯はハリエンジュが多く、芽吹いたばかりで空が透けて見える。中央の階段を下りて、東の遊歩道を北へ戻る。逆光となった樹々の緑も美しい。遊歩道を離れ、住宅街を東へ戻る。生垣の間から、サルメンエビネが咲いているのが見えた。庭のサルメンエビネは、ここ数年花を付けていない。





ヤマシャクヤク Paeonia japonica ボタン科