28, 05. 2012 クジャクシダ


ライラック祭り最終日の昨日は、朝方の厚い雲は11時過ぎには切れて青空となったが、冷たい風が吹くリラ冷えの一日となった。洗濯物を干しに庭に出る。くるりと先端が丸まっていたクジャクシダは葉をすっかり広げていた。好きな植物なので、胞子が飛んで自然発芽したものを寄せ集め、彼方此方に植えてある。アジアンタムの北限種。日向よりは、日陰の方が似合う植物。4種あるイカリソウの中で最も花期の遅いキバナイカリソウが見頃となって来た。此のイカリソウも、葉の下に花を付ける種。






2時少し前に散歩に出かけた。風は北風で冷たい。幹線道路は風が強いので、住宅街を適当に折れて歩くことにした。ナナカマド公園のナナカマドが花を開いていた。持ったりした感じの花で、高山性のタカネナナカマドの方が花は佳い。




南の住宅街の中の畑では、植え付けの作業が進められていた。細い杭に紐を張って植え込む、丁寧な作業振り。東の沢に隣接する公園に入る。ホウノキの蕾が白く見えていた。もうすっかり繁っている樹が多い中で、芽吹いて間もない若葉が色鮮やかで美しい。






沢の西の道を北へ進む。芽吹きが遅れていたヤマグワに花の様なものが見えているが、高くて確認出来ない。西の北の沢に低い木があるので、その内廻って見て来ようと思う。2年前に無惨に切詰められたハリエンジュが若葉を吹いていた。沢で最も大きな巨木も、葉を吹き始めていた。ハルニレの様な気もするが、距離があるのと余りに高いので確認出来ない。タラノキはすっかり大きな葉を広げていた。花を付けるのは、随分先のことになる。沢を離れて、住宅街を西に戻る。昨秋暗紫色の実を付けていた庭木に、白く丸い蕾が付いていた。






キバナイカリソウ Epimedium cremeum メギ科
クジャクシダ   Adiantum pedatum ホウライシダ科