24, 07. 2012 エリンジュウム


朝方晴れて,後は曇の予報が出ていた昨日も,良く晴れた一日となった。翌日や当日の予報も外れるのだから,恐れ入る。今日と明日は雨が予想されているが,当てにならないこともあって、水撒きの作業をする。家の西側で,エリンジュウムが咲き出した。別名マツカサアザミで、小さな松毬の様な実が僅かに紫色を帯びる。その奥は,先日植え込んだサンキライ。




ところで,此のサンキライだが、前日散歩から戻ると,玄関の郵便受けに西隣の奥様からのメッセージが入っていて,ヤマホロシではないかと記されていた。3年前に実を見付け,生花店で買い求めていた蔓に実のみが付いたものと同じに見えたので,サンキライと思い込んでいた。花も葉も見たことはなかった。一昨年葉と花を初めて見て,この様な葉と花なのかと思っていたが,どうやら違ったらしい。図鑑とNetでヤマホロシを調べる。ヤマホロシの分布は道南までで,葉も少し細長い。北海道と本州中部以北に分布する,オオマルバノホロシという種があることが判った。更に,ヒヨドリジョウゴという赤い実を付けるナス科の植物があることも判った。花の写真を見ると,オオマルバノホロシが似ている様に思われた。

西の境界付近で,クサレダマが咲き始めた。私がオカトラノオが好きなことが判って,西側のオカトラノオを数本境界付近に植えて下さっている。家の東側から移植したツリガネニンジンも花を付け,あと2.3年も経つと,此処は佳い夏花の一画となる。サギソウが花序を上げているのを見付けた。




遅々として進まぬ動画の仕事に疲れ,2時過ぎに散歩に出かけた。涼しい中央の沢の遊歩道を歩いて来ようと,南へ向う。タカネナナカマドの実が,僅かに色付き始めていた。東町公園を斜めに通り抜ける。枯れ枝が目立つ灌木に,蜻蛉が群がっていた。南の緑地帯のシナノキが、満開の状態だった。





緑地帯の中程から,住宅街を西へ向う。ミヤギノハギに花が咲き始めていた。全く切詰められていない大きな萩。庭は夏草が生い茂っているので,住人がいないのかも知れない。久々に,ツキヌキニンドウを見に立寄った。スイカズラ科特有の,赤い実を付けていた。





中央の沢の東の遊歩道に入る。沢の樹々が木陰を伸ばし,風が通り抜けて涼しい。ヒヨドリバナが開花寸前になっていた。北の沢の遊歩道に進む。遊歩道に隣接するお宅の蔦に,小さな実が出来ていた。蔦にはどの様な花が咲くのだろうと、彼方此方の蔦を注意して見ていたが,葉が繁っていて見付からなかった。此処の蔦は葉が疎らで見易い。来年は忘れずに,花を見たいもの。遊歩道を離れて,住宅街を東へ戻る。生垣から細い枝が茫々と伸びている。近付くと木蔦だった。空地には、終盤のマツヨイグサが咲いていた。






エリンジュウム Eryngium planum セリ科 マツカサアザミ