01, 05. 2013 薄暗い日々


気温が低く、雨がちの日が続く。昨日も午前中は小雨が降り続いた。寒さと雨で外に出られない猫達も機嫌が悪い。アタローは何度も窓を開ける様に要求し、出られないと判ると不貞寝をしてしまった。スパイラルの最下段との格闘が続く。表面積が広く、未だ厚みは5mmに到っていない。

2時過ぎに散歩に出かけた。先週送られて来た磁器粘土の代金の送金の為、郵便局へ向う。雨は殆ど上がっていた。送金を済ませて外へ出たが、周囲は暗い。歩いてみたい場所のイメージが湧かない。庭のニリンソウが蕾を上げていたのを思い出し、中央の沢のニリンソウを見て来ることにした。南へ向い、東町公園を通り抜ける。市の指定木の欅を見上げる。芽は未だ小さかった。一番通りを西へ向う。沢に近い気に入りの庭のお宅に立寄る。変種の忍冬が、大きな芽を吹いていた。薄暗いので、カメラのフラッシュが作動する。




すっかり水が引いた中央の沢に下りる。昨秋から冬期間沢を満たしていた水は、排水溝の管理を怠っていた様に思えてならない。歩道に近い高い部分に、小さなニリンソウの芽が出ていたが、冬期間水に浸かっていた下の方は、未だ泥を冠った枯葉が広がっていた。それでも所々に緑が見えているので、その内ニリンソウが芽を出して来るかも知れない。




階段を上り、東の遊歩道を北へ向う。遊歩道傍に、近隣の方々が前日清掃を済ませたのか、落葉が詰ったゴミ袋が並べられてあった。公共の場の清掃の為に各家庭に配布されている緑色のゴミ袋だった。二番通りが近付くと、北の沢の樹々の色付きが進んでいるのが見えた。中央の緑色は、柳だろうか。寒さで開花は余り進んでいないが、瑞希もぽつぽつ開いている。上は途中の住宅街の、下は北の沢の遊歩道脇の瑞希






沢を離れて、住宅街を東へ戻る。春早く楽しませてくれた満作は、盛りを越えていた。手前のイチイの生垣の下に、白い小さなスミレが咲いていた。種類が多いスミレは、特定が難しい。シラカバ公園を西から通り抜ける。雪に捉えられてお辞儀をしていたガマズミが起き上がり、芽を膨らませていた。近くの雪に埋っていたハマニンドウも無事に姿を現し、数多くの芽を見せていた。




昨夜も雨が降ったらしく、庭の敷石が濡れている。風は少し治まっている。相変わらず気温が低く、アトリエのストーヴは火を入れたままで、未だ止めていない。久しく陽光を見ていない。すかっと晴れる五月晴れの空が待ち遠しい。