26, 05. 2012 ソウウンナズナ


午後から雨の予報が出ていた昨日は、雨は降らず気温が一段と上がって良く晴れた。庭のゴミを集荷場所へ運びに庭に出る。ソウウンナズナが開いていた。背丈は10cm程。小さな白い花を付ける。名称のソウウンは、大雪の層雲峡に分布することに因る。




今日も雨の予報が出ていたので、数日来気に懸かっていた作業をすることにした。家の西側のミヤコワスレの中に、昨年からイカリソウが出て来ていた。昨年は花を付けなかったが、今年は株が大きくなって、花を付けた。10m程離れた場所にあるトキワイカリソウと同じ花だった。種子が飛んで、自然発芽したことになる。ミヤコワスレに覆い被さる状態なので、掘り上げてアトリエの東側に定植することにした。ミヤコワスレは20年近く植えっ放しの状態で根が絡み合い、水を掛けても掘り上げるのが大変だった。漸く掘り上げ、ミヤコワスレを取除き、大きな株を東に移植した。結構な力仕事で、幾分汗ばんだ。




手が震えるので仕事は諦め、本を読んで過ごす。天候が急変する予報が出ていたので、早めにモデルの果物と茶菓を買い求めに出かけた。東の南北に走る幹線道路を南へ向う。生垣の間から見えるマルメロに蕾が付いていた。同じ通りにもう1軒、マルメロが2本植えられているお宅がある。公団アパートの栗の巨木が、葉を開き始めていた。歩道に突き出ているマルメロも、蕾を付けていた。マルメロの花は優しく、開花が愉しみとなった。





住宅街をジグザグに折れながら、南東に進む。何処のお宅の庭も色が溢れ、様々な花の香りが漂っている。大きなトウグミが満開になっていた。塀から藤の花が垂れていた。他のお宅よりかなり早い。鉄道林前のミチを東に進む。オニグルミが大分葉を広げて来ていた。何の樹だろうか。雄花が綿毛を出して、付近には白い綿毛が飛んでいた。窪地のミズバショウは葉が一段と大きくなり、他の植物と競い合う様に伸びていた。







進路を北に変え、ハルニレがある公園に立寄る。花はすっかり開き、花弁が少し落ち始めていた。急に風が強くなり、北西から大きな雲が広がって来た。足取りを速めて、北西へ向う。ナナカマドの蕾が白くなって来ていた。雨を心配したが、買物を済ませて外へ出ると、雲は去っていた。三番通りの中央部利他に渡る。シナノキを見上げたが、未だ蕾が付いている様子はない。直ぐ隣のオオバボダイジュには、僅かに花芽の様なものが見受けられた。






今朝は昨夜来の小雨が降っている。移植したトキワイカリソウも、無事に根付いてくれるものと思われる。


ソウウンナズナ Draba sachalinensis アブラナ科 キタダケナズナ