27, 05. 2012 ノビネチドリ


雨の予報が出ていた昨日は、朝方の雨は7時過ぎには止んで青空が広がり、風は強いものの好天となった。翌日の天気予報も外れるのは、気圧配置やデータを読む力量が弱くなっているのか、地球を包む大気が異常な動きを見せているのか判らないが、予報は余り当てにならなくなって来ている。教室を終えて、油絵具の処理をしたゴミが入った袋を庭に出しに出た。植え替えをしたトキワイカリソウは、陽を受けてもしゃきっとしていた。

ノビネチドリが2箇所で咲いている。早く芽を出した自然発芽した株が先行して、花房の先端近くまで色付いていた。アトリエの南の親株と近くに自然発芽した株は、これからが見頃の状態になっていた。内庭ではハクサンチドリも咲き出した。株分けを試みて以来、元気がない。ノビネチドリの様に、種子を飛ばして自然発芽して欲しいもの。





掃除を済ませて、夕食の素材を買い求めに出かけた。役目を終えたパインを3分の1程使用して、酢豚を作る予定。南西から北西を廻って、スーパーへ向うことにした。東町公園を通り抜ける。ケヤキが大分緑色を帯びて来ていた。陽の当たる南側が緑色が強く、北側は未だ赤味を残している。ハルニレも同様だが、巨木にしては葉が小さい。花芽は未だ出ていなかった。




西へ向い、ツキヌキニンドウのあるお宅へ立寄る。三段目の蕾も分離していたが、未だ開花していなかった。形状も、蕾とは全く異なる花を開くのも、不思議な植物。




中央の沢の東の遊歩道を北へ進む。木道に続く階段を見下ろす。何処か不備な所があるのか、通行禁止になっていた。緑が美しい時期なのに惜しまれる。北の沢の遊歩道に入る。サルナシの葉を見付けたが、未だ花芽は見当たらなかった。トチノキは、もう大きな葉を繁らせていた。





三番通りを越えて、北の住宅街に入る。遠方から、最も西の小公園のズミが咲いているのが見えた。ズミの花は、近くで見る方が綺麗に見える。小公園が並ぶ道を東に戻る。キウイが葉を広げ、葉柄の付け根に花芽らしきものが見受けられた。どの様な花を付けるのかが、愉しみとなった。早く花序を下げていた藤は、開花していた。最も東の小公園から見える名称不明の大木が、すっかり緑色になっていた。野菜で重く大きく膨らんだ買物袋を下げて戻った。








ノビネチドリ  Gymnadenia camtschatica ラン科
ハクサンチドリ Dactylorhiza aristata ラン科