11, 05. 2010 フイリミヤマスミレ 


昨日は,朝方の雲は8時過ぎには切れて良く晴れた。相変わらず風が強く冷たい。取りかかっている平面作品を創り続ける。作品の裏に貼り合わせる発泡スチロールのボードも発注し,私独りの手に余る場合は,手助けを依頼した。作品の裏に変色を防ぐ特殊なテープを貼り,発泡スチロールのボードに両面テープを貼って貼り合わせるのだが,両面テープは幅広のものが入手出来るが,特殊なテープは幅が狭く,張り込むのに時間を取られる。つまらぬ根気仕事なので、極力自分でやろうと思っているが,大きな作品は手助けがあった方が良いかも知れない。

仕事の合間に庭を廻ってみた。小さなフイリミヤマスミレがあちこちで咲いていた。名称不明のカラマツが咲き始めていた。サンカヨウが葉を拡げ,開花が近付いた。アマドコロが方々で太い芽を出していた。






2時半過ぎに散歩に出かけた。沢を二つ廻って来ようと,東の沢へ向った。大きな桜があるお宅で,大木の桜は今一歩だったが、小さな桜が咲き出していた。赤味の少ない佳い花だった。冬の間円錐状の芽を頭頂に付けていたタラノキの芽に変化が出ていた。芽が膨らみ,色付いている。先日見付けたキタコブシに似た樹文を持つ樹の芽は,更に大きくなっていた。南へ向い,二番通りを渡って公園に下りる。2本のキタコブシは,奥の樹はほぼ満開,手前の樹も見頃になっていた。最上部の写真は,公園のキタコブシ。左下に満開のキタコブシを入れてある。





公園の南の奥迄進み,急勾配の階段を幾つも上り下りして、一番通りに抜けた。蕾を付けていたフッキソウが咲いていた。花は開いていなかったが、ツクバネソウと思われる植物が,蕾を付けていた。エンレイソウは花盛り。シロバナエンレイソウ(ミヤマエンレイソウ)も咲き出していた。






一番通りを西へ進み,中央の沢へ向う。途中南の公園にも立寄って,満開に近いキタコブシを見上げた。階段を下りて沢の底を見渡す。ニリンソウが咲き始めていた。満水に近かった小川には,水の流れがなくなっていた。沢を横切って、西の遊歩道に入る。西の遊歩道のキタコブシも開いていた。




二番通りを渡り,北の沢の東の遊歩道を北へ進んだ。西の遊歩道を抜けて四番通りへ向う積りだったが、明るい陽光に反して風が冷たい。使わぬ左手が少しかじかみ始めて来たので、遠征は諦めた。暫く見ぬ内に,イワガラミは緑の葉に変わっていた。日向は未だ良いが,日陰は寒い。沢の途中で遊歩道を離れ,住宅街を東へ戻った。コブシと思い,何度も見上げていた樹は,シモクレンだった。他にもコブシと思って見ていた樹がモクレンだったものが,数本あった。枝振りだけでは、中々判断が難しい。




シラカバ公園の桜も、未だ見頃迄には至っていなかった。今朝は風が少し治まっているが,薄雲が広がって気温も低い。手がけている作品を、仕上げてしまいたい。


フイリミヤマスミレ Viola selkirkii スミレ科