30, 04. 2012 ニリンソウ


前日は夕映えが出ていたのに、昨日は朝から重い雲が垂れ込め、薄暗い一日となった。完成間近の作品に、不適当な色を乗せたくないので、今日の晴れの予報を頼みに、洗濯機を仕掛け、庭仕事をすることにした。薄暗い割合には、寒くはなかった。地面に張り付いた落葉を集め、切り残しの茎を根元まで切詰める。切り残しておいた方が、発芽の位置が判り易い。タッタソウが芽を出していた。シロバナコマクサも発芽していた。家の東側で白い芽を出していたシラネアオイは、もう葉が緑色に変じていた。





ニリンソウの開花が進んで来た。最上部の写真の下には、蕾を上げて来たオオバナノエンレイソウも見えている。あと3箇所に植えてあるので、順次花を付けて来る。陽当たりの条件が異なる位置に植えておくと、長い期間楽しむことが出来る。夏までには地上部分が消えるので、邪魔にはならない。ワサビの葉が大きくなり、伸ばした花序に白い花が咲き始めた。




午後も庭仕事を続け、2時少し前に散歩に出かけた。僅かに薄日が射して来た。前日小さなシデコブシの木に花が咲いているのを見かけたので、大きな樹のあるお宅を見て来ることにした。シラカバ公園を南へ抜け。東町公園を通り抜けて一番通りへ出て西へ向う。大きな樹のシデコブシも、咲き始めていた。満開になる頃よりも、咲き始めが佳い。近くのヒイラギナンテンのあるお宅へも立寄ったが、漸く花序が伸びて来た所だった。開花までには未だ間がありそうだった。





西へ向い、気に入りの庭のお宅へ立寄る。ツキヌキニンドウは、葉を出していた。大きな松の樹の根元には、カタクリエゾエンゴサクが咲き、ユキワリソウだろうか、白い花も混在していた。塀と道路の間には、スミレ路キバナノアマナが咲き、その奥にはキクザキイチゲが蕾を上げていた。





西へ向い、中央の沢の階段を降りる。沢の南半分は、ニリンソウが咲き乱れて白く染まる。少し時期が早かった。蕾は見えているが、未だ開花には到っていなかった。東の遊歩道に戻ろうと階段に近付いたら、親子連れが階段を下りて来た。父親は小さな自転車を担ぎ、女の子は一輪車を抱えていた。沢の底の草原に自転車を置くと、小川へ向う。小川を覗き込み、流れに沿って北へ向っていた。佳い情景を見せて貰った。





東の遊歩道を北へ進み、北の沢の遊歩道を中程まで進んで、住宅街を東へ戻った。先日見かけたフッキソウが開いていた。直ぐ傍に、白いスミレも咲いていた。スミレは種類が多く、同定不能



今朝は薄雲が広がっているが、空は晴れている。今日も20度超えの気温の予報。仕事を一気に進めてしまいたい。


ニリンソウ Anemone flaccida キンポウゲ科
フッキソウ Pachysandra terminalis ツゲ科