23, 04. 2012 エゾエンゴサク -1-


強い南風が吹いた昨日は、午前中は良く晴れていたが、午後に入って薄曇りとなり、やがてすっかり曇ってしまった。洗濯機を仕掛けて、直ぐに仕事に入る。2度色を引いて、冬囲いを外す作業に取り掛かった。内庭の外郭10本の庭木の竹を外した。これで4分の1程は取り外すことが出来た。セッコウボクの足元で、ニリンソウが蕾を付けていた。その手前には、オオバナノエンレイソウが芽を出していた。雪が融けた家の西側では、イヌサフランが威勢よく芽を出していた。大きな葉になり、夏までには葉は枯れてしまう。





午後もう一度色を引いて、散歩に出かけた。今週も余り天候は思わしくない。中央の沢の土手のエゾエンゴサクを見て来ることにした。シラカバ公園を南へ通り抜ける。雪が殆ど融けた東町公園では、少年達がバットの素振りをしていた。南の緑地帯を抜けて、鉄道林前の道を西へ進む。除雪で出来た雪の壁も、あと僅かを残すのみとなっていた。雪が融けるとこの一帯にも、エゾエンゴサクキバナノアマナオオバナノエンレイソウが咲き出す。中央の沢を見下ろす。遠くからミズキかと思われた黄色く見えた樹は、花弁が出ていないのでネコヤナギの様だった。土手に繋がる階段と下の歩道の雪が融けていた。






先週前半の悪天候が災いして、花は期待程は開いていなかった。土手が青く染まるのは、もう少し先のことになりそうだった。それでも、前回は蕾も見えていなかったナニワズが花を開いていた。






歩道に降りて、沢の中の遊歩道を北へ進む。沢の雪も大分融けて木道も現れていたが、未だ通行禁止の札が下がっていた。オオウバユリの艶のある芽が、彼方此方に現れていた。




階段を上り、沢の東の遊歩道を北へ戻る。二番通りから見下ろした北の沢も雪が融けて、樹々の梢が色付いていた。押し出された雪で傍まで近寄れたカシワは、雪が融けて起き上がったクマザサに遮られて、近付くことが出来なくなっていた。



今朝は強い風に雨も加わっている。明るい日射しは望めそうにない。今週半ばから、気温が高くなる予報が出ている。冬物の衣服の片付けでもして過そうか。


エゾエンゴサク Corydalis fumariifolia ssp. azurea ケシ科
ナニワズ    Daphne jezoensis ジンチョウゲ