29, 02. 2012 暖気到来


前夜晴れていたので朝方は冷え込んだ昨日は,陽が高くなるにつれ,気温が上がった。道東の枝幸の歌登という所では,最低気温が-31.1度まで下がったと報じられていた。窓ガラスの氷結も,間もなく融けた。和紙の仕事に取りかかる。乾きを待つ合間に陶の作業を入れて,2時半過ぎまで順調に仕事は進んだ。



3時少し前に散歩に出かけた。広い空が見たくなり,北西を廻って来ることにした。風もなく,陽射しが暖かい。何時も見上げるサクランボの冬芽が,赤味を帯びて輝いていた。雪に捉えられていたガマズミも無事に姿を現し,先端に冬芽を付けていた。




雪の壁が暖気で融けて,水滴を落としていた。精緻な硝子細工の様な表情を見せて光っている。西の雲が怪し玖伸びて来ていた。北の沢の遊歩道を北へ進む。トチノキの冬芽も大分膨らんで来ていたが、あの天狗の団扇の様な葉を形成するには,未だ未だ大きくならなければならない。





三番通りを越えて,北の住宅街を東へ戻る。小公園のシラカバの巨木に,鳥の群の姿があった。公園内は雪の山で、手前には雪の壁もあり、近付くことが出来なかったが,ヒヨドリよりも体型が小さく、胸の白さが綺麗な鳥だった。暫く眺めていたがじっと動かない。遠くから飛んで来て,羽根を休めている様子だった。




住宅街の外れから原野を見渡す。西の山並みは,黒い雲に隠れ,札幌の街並も黒雲で煙っていた。山際は雪が降っているのかも知れなかった。北から東の空は,良く晴れていた。暖かい陽光を背に受けて戻った。



昨夜は星が綺麗に見えていたが,今朝も良く晴れている。最高気温は4度との予報。雪解けが進んで欲しい。