01, 03. 2012 春の兆し


前日からの好天が続いた昨日は,空の青は幾分弱まったが,気温は更に上がった。最高気温が同じ関東地方では降雪が続いて,交通機関に混乱があったと報じられていた。普段は雪のない生活をしているのだから仕方がないが,転倒による怪我,車の事故の多さには,何時も驚かされる。

関東地方にお住まいのMIXY友の方々のブログには、セツブンソウ,フクジュソウサクラソウ,蕾を付けたイチゲ等の早春の花々が載せられていたが、開いた花々が可哀相に思われる。今日は10度程高い気温が予想されていたので,雪も程なく融けて植物も生気を取り戻すに相違ない。

明るい陽光の元で,和紙と陶の仕事を進め,2時前に夕食の素材を買い求めに出かけた。風も弱く,雪は揺るんで足が幾分埋る感覚がある。久々に足元を気にせずに歩けた。西の雲が時折陽を遮るが、暖かい。ナナカマド公園を東へ抜ける。珍しく、公園にシジュウカラの姿があった。




東の沢の西の道を北へ進む。風がないので四番通りを回り道しようと,雪捨て場になっている空地の脇を抜けて,三番通りを越えようとした。空地の西のお宅のサクランボが、枝に積った雪の重みで平伏していた。枝先には冬芽が付いているので折れてはいない様子だったが,春になったら,枝を切られてしまうかも知れない。




三番通りを越えて,高速道路の西の道に入る。小公園の柳が煙って見える。細く垂れた枝に,小さな冬芽が出ていた。この様な小さな芽でも,樹の表情が柔らかくなる。高速道路側のハリエンジュにも小さな冬芽が見られた。ハリエンジュの葉の展開は,他の樹に比べるとかなり遅れる。農場の北側に並ぶナナカマドの冬芽は,随分大きくなって来ていた。最上部の写真がナナカマド。ナナカマドの葉の展開は,最も早い。





長く続く農場の雪の壁に風が通り抜けた痕跡が,雪が緩んで柔らかくなっていた。農場の間の道を南へ戻る。西の雲は重く,山並みも霞んで見えなかった。三番通りを西へ戻る。融けた雪の壁から,蔦が見えていた。塀の上の雪が融けている部分もあった。上から覗くと,石塀の両側に隙間が見える。熱伝導率の高い石やコンクリートに接する雪は早く融けて、隙間が出来る。僅かな春の兆しに、気分を良くして戻った。





今朝は僅かに青空も見えるが,雲が多い。数日続いた晴天も、今日から天候は下り坂らしい。もう少し晴れ間が続くと,仕事も雪解けも一気に進むのだが。