12, 02. 2012 沸き立つ雲


真冬日が続く。昨朝、前夜降った雪を掻きに戸外へ出ると、10cmを越える雪が積っていた。冷え込んだ夜分に降った雪なので、軽くさらさらしている。遠くへ放り上げるのだが、飛び散る雪の粉を被る羽目となった。

教室を終え、新たな小品の為の粘土を水に浸し、和紙の作業をする為に、久々に床を磨いた。油分があると不味いので、クレンザーで磨き、何度も水拭きをする。我家では、義妹と姪と私の3人で炊事を手分けして行っている。日曜日担当の姪が外出の予定があるので、日を替えて欲しいと昼食時に申し込んで来ていた。床磨きで草臥れたので、好都合だった。一休みして、散歩に出かけた。

頭上は良く晴れていたが、西の雲の動きが活発だった。水平に流れる雲ではなく、湧き上がる様に立ち上り、西から迫って来る。東町公園の東の道を通り、一番通りへ出た。公園の樹々は、もう雪を落としていた。




除雪が済んでいた一番通りの歩道を東へ進む。陽が射して、前日より風も弱いが、冷え込みは強かった。東の沢の樹に群がっているヒヨドリが、一瞬ムクドリかと思う程、身体を丸くしていた。煉瓦工場のヤチダモの莢が、未だ残っていて佳い色を見せていた。西の雲が益々勢いを増して来る。煉瓦工場の東の道を、北へ戻る。積上げられている煉瓦や土管が、除雪で出来た2mを超える雪の壁で見えなくなっていた。





高い雪の壁の向こうに見える樹々を見ながら公園に沿って進む。忙しなく動くコガラの姿があった。立上がって来る雲は、頭上まで伸びて来ていた。




今朝は晴れて、西の低い空に白い半月が見えている。気温は低く、先刻から窓ガラスの結氷が始まった。何時まで寒さが続くのだろうか。